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内容説明
「ううっ…くそう部長め…たまに仕事を回してきたと思ったら、吸血殺人事件絡みだなんて前代未聞よ…くそう…呪ってやる」「ミミちゃんぼくそれ知ってる!敵に塩を送るってやつだよね!!」「コタロウ。この場合は厄介ごとを押しつける、の方が正しいかと」「あーもうあったま来た!!いい二人とも!こうなったら絶対にこのヤマ解決するわよ!元クイーンMをなめんじゃないわよ!?」護衛のジロー&コタロウと共に、特区で調停屋稼業に勤しむ葛城ミミコ。『カンパニー』からある依頼人を紹介されるが、『月匠ゴーバン』に連なるエリーゼというその美女は、何やらワケありで!?騒がしくも優しい3人の日々。特区で過ごす、最後の月の夜―。
著者等紹介
あざの耕平[アザノコウヘイ]
「神仙酒コンチェルト」でデビュー。徳島県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
14
最後の短編集。短編集といっても現代編は連作ですが。現代編はこれまでと違って切なさもある恋の話。吸血鬼と人の恋愛の結末にキリマとの戦闘とこちらでも一区切りついた感じでしょうか。エリーゼとキリマの旅がどうなるのかちょっと気になる。お月見ではミミコの歌が切なかった。過去編もこれまでと違いコメディノリ。ジロー、ケインに加えカーサやクロウまでもが翻弄されたアリスの暴走には笑いました。牛の刻参りがストレス発散とか頭おかしい。どんな世界でも男は女に振り回されるんだな笑2014/10/09
晦夢
9
最後の短編集。短編集とは言ったものの中編くらいの長さの一事件と、2つの短編って感じかな。今回はミミコとの日常の方が真面目よりだったので、過去の話がコメディちっくになっていた。過去のジロー、アリス、カーサの関係大好きだな。7話の最後と過去編の最後の対比がすごくいい。2014/03/10
紅羽
6
短編集、完結編。ミミコのジローへの想いが感じられる素敵なお話でした。過去編のアリスとのやり取りと比べてみても面白いです。最後の短編という事でしんみりしてしまいました。2015/12/01
(▼皿▼)<デデンデンデン
6
傑作。『あの夜の満月は、今も輝いている』。エリーゼの「愛」、キリマの「剣」、メインもサブキャラも皆すてきな生き方をしていると思う。番外編には大笑いしてしまった。みんな良い奴だなぁwww2009/04/16
くろう
4
最期の短編集。命懸けの恋をした吸血鬼と人間。自由を手にしたキリマ。背中を押されたミミコ。月に見守られる人間と吸血鬼。楽しそうにしていればしているほど、これから特区に訪れる災厄と喪失の重さが…。陣内さぁん。過去編の番外編。アリスにけちょんけちょんにされてるカーサが可愛い。ヘタレを極めてたジロー。ストレス発散方法に丑の刻まいり。掌で釘を打つアリスの絵見たかったわ。せっかくだからもっとクロウの出番が欲しかったな。キリマにクロウにあとジロー。日本人組好きだわ。2015/08/16
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