富士見ファンタジア文庫<br> そしてシャオの福音来たり―黄昏色の詠使い〈6〉

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富士見ファンタジア文庫
そしてシャオの福音来たり―黄昏色の詠使い〈6〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 314p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784829132760
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「あなた、シャオと何から何まで反対ね」。薄布の向こうから聞こえたものは、声というより―ひとつの旋律。虹色名詠士・カインツに連れられて、フェリ・フォシルベル城を訪れたネイト。そこで出会ったのは、“歴史上最も美しい声”を持つ姫君ファウマだった。彼女がネイトに投げかける、謎めいた質問の意味とは―?さらに、ネイトとクルーエルの愉快で危険な(?)学園生活など、色とりどりのエピソードを束ねてお贈りする、詠う召喚ファンタジー。禁じられた旋律が今、知られざる物語を奏でる―。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

17
短編集という事で今までとは違い学園が舞台のコメディ中心。キリエが色々ぶっ飛びすぎて笑う。ほかにもネイトの女装回や腐れ縁教師陣のポエム騒動と普段と違ったテイストで面白い。カインツとイブマリーの卒業式と第二部へと繋ぐ為の短編があったりとただの短編で終わらせない辺りは流石です。2014/03/14

仔羊

13
平和な日常を綴った短編集。今まで出てきたキャラが存分に生かされていて読んでいて面白かったです。先生たちの黒歴史を必死に伏せようとしたり、エイダとキリエの無双っぷりもそうでしたが、個人的にはネイトの女装かな?竹岡美穂さんのイラストで中性的な男性はどうしてこうも女装がうまいのだろうか(笑)。本編とのギャップも凄くて不思議な感じです2011/09/21

カインズ

12
【たとえ貴女が幽霊でも】何と言っても、ネイト女装編もとい白奏が印象に残る一冊。女装したネイトを見た教師陣の反応と、それを悪化させるネイトの天然さが絶妙にマッチしてます。普段冷静なミラーがあんなことになるとは……。オチもとても好きな感じです。一見コミカルな彼の行動から、彼がいかに彼女のことを想っているかが伺い知れて胸が暖かくなりました。2012/06/30

MIZUHITO

11
過去のエピソードと、未来のへのプロローグが収録された短編集でした。過去のエピソードは微笑ましいものばかりでしたが、未来へのプロローグ、つまりこれから起こる物語のことを考えると、読みながらちょっと寂しい気持ちにもなりました。こんなふうに登場人物が幸せそうに過ごすことは、これからは難しくなりそうだから。。。(現実を描き日常を描くのは、それが亡霊じみた形骸であり、取り返しようもなく壊れてしまっている事を指し示すためなのだ。 種村季弘「魔術的リアリズム メランコリーの芸術」)。。。でも、だからこそ綺麗なのかも。2013/04/22

つみき

9
シャオさんって、すごく母親みたいな雰囲気を漂わせた方ですよね。中性的中性的って繰り返し言われているけれど、どうしても『誰かの母親』であるように見えてしまいます。二章では何が起こるのか、とても楽しみです。願わくば、エルファンド組がたくさん見られますように。2012/01/30

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