- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
内容説明
人間は地に、蛟はティンラン湖に。その聖域を侵すことなかれ―だが「水網都市」誕生における契約は破られ、怒れる蛟が豊かな水の街に禍いをもたらした。夜闇の中、水が人を喰らう…。そして、夕暮れと共に恐怖に震え出す水網都市に、ひとつの託宣が告げられた。“水害を鎮めたくば、ロスメスタを生け贄として捧げよ!”なぜサティス大王家の王女が生け贄として選ばれたのか?水害騒ぎにはやはり邪悪な少年、ライフォンが関わっているのだろうか。街を覆う不吉な噂の真相へと、フェイロンは挑んでいく!!そして、蛟伝説の謎と共に、藩王家の血に潜む陰謀と悲しい歴史もまた、明らかになろうとしていた。