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内容説明
陣代高校の平和は、たったひとりの転校生の訪れとともに終わった。うなる弾丸、飛び散る薬莢、鞄にギッチリ銃器類。出てくる言葉は「キケンだ。ふせろっ!」。そう、やってきた転校生、相良宗介は、拳銃持った大ボケ君だった!彼の脳に“平和”の文字はない。勘違いで校内狙撃、思い込みで路上爆破―ケタ違いの常識外れ宗介。だがしかし!戦争ボケとは仮の姿。その実体は…世界最強の武装集団『ミスリル』のエリート戦士、相良軍曹だったのである!KGBの魔の手から、美少女・千鳥かなめを守るため、今日も相良軍曹は校内で銃を撃つ!ごく普通の女子高生かなめに隠された壮大な秘密をめぐり、今、ボケと涙と感動の戦いが始まった!!巨大スケールで描くSFアクション・コメディ、堂々見参。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
83
いまさらながらこのシリーズ初読み。べらぼうに面白い開幕編。前半のコメディータッチから後半のシリアスなアクションへの緩急とブレンド具合が絶妙。2011/02/08
まりも
67
再読。陣代高校に通う女子高生千鳥かなめと謎の転校生相良宗介が出会う事で始まる物語。何度読んでも面白い、これこそ超王道のライトノベルでしょう。コメディとシリアスシーンのバランスが絶妙で、序盤から後半までの緩急の付け方が素晴らしいですね。勿論戦闘シーンも面白かったです。発売されてから十数年経っても色あせない作品を書くとかやっぱり賀東さんはスゴイ作家さんだと再認識しました。次は2巻へ。2015/04/07
mitei
64
相良とかなめが出会ってここから長い話が始まったかと思うと胸熱。初めて読んだときから10年以上経ってる…2010/01/27
とら
44
累計発行部数1000万部―SFアクションの金字塔をついに読む。絵柄が古いとかは気にしないというか気にならない。1998年に初版ということで、やはり少し古いっちゃ古い作品になりつつあるのだけれど、何故か古さはあまり感じない。これを読み始めた理由というのが、「アナザー」が発売したというのが一番大きいけど、もちろんこの人気を誇る理由というのも知りたくて買ったというのもある。今のところの印象だと、まあ良くも悪くも”王道”。ボーイ・ミーツ・ガールである。2,3巻は購入済みなので面白くなるという期待して読み進めます。2013/11/26
芳樹
39
【再読】SFであり、ロボットものであり、学園ものであり、そして重要な点がボーイ・ミーツ・ガールである本作品。特殊な生い立ちで世界最強の武装集団『ミスリル』の戦士である相良宗介と、こちらも特殊な力を抱えるヒロイン千鳥かなめの冒険活劇の開幕編です。25年前の作品ですが、今読んでもわくわくしますね。これぞ『ザ・ライトノベル』というべき、後に連なる『王道』を作った作品の1つと言えましょう。2023/12/30