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内容説明
使うほどにすさまじいまでの能力を見せつける「ザンヤルマの剣」に、所有者である矢神遼は戦慄を覚える。超古代文明「イェマド」の“遺産”の暴走を止めるためとはいえ、世界を破滅に導きかねないほどの力を振るい続けていいのか。―彼になら相談できるかもしれない。迷う遼はかつて剣の使い方をアドバイスしてくれた、もうひとりの「ザンヤルマの剣士」を捜しはじめる。やがて遼の目の前に敵としてあらわれた少年。だがそれは、求めていた相手ではなく“三人目”の剣士だった。なぜ遼を狙うのか、そして遼は同等の力をもつ遺産を相手にどう戦うのか!?驚愕のサスペンス伝奇アクション、書き下ろし第八弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gayuu_fujina
1
最近の俺Tueee系作品に慣れてると忘れがちだけど、本当に怖いのは集団であり組織であり、「正義」の御旗の為ならどんな醜悪な行為も辞さない正義こそが本当に怖いのだと感じられる作品。携帯電話が普及した現代に合せて加筆修正するのは難しいけれど改稿して再出版してほしいのだが。繰り返しになるが、学生時代に読んでおきたい作品のひとつだと思う。2010/04/12
ファーリア
0
正義感とか民族の誇りとかそういうのって怖いなぁ2015/08/17
gayuu_fujina
0
当時、薄い・軽い・改行多いのファンタジア文庫にあって、この作品は異端なまでに厚く紙面が黒い作品でした。
雪待
0
相変わらず内容は暗いが、啓奈との関わりが楽しいのは救い。遼陣営の味方が少ない中こうしたキャラは貴重。昔敬の「斬」は真似したなあ。2018/12/25