- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
内容説明
疲労困憊しながらも、イルダーナフに率いられた人々は《第二の神殿》にたどり着いた。古代の力が結集されていると口伝にあった《第二の神殿》―それは地中深くに建設された巨大な地下都市であった。「ミランシャの顔を見てこよう」神殿の中の一室で、カイルロッドはすっかり幸せな気分に浸っていた。そんなささやかな幸せも長くは続かない。カイルロッドは人目を避けるようにして、最強の敵との闘いに赴いた…。世界の行く末は、カイルロッドに委ねられたのだ―。感動の嵐渦巻く第九巻。カイルロッドよ、今こそ死力を尽くして闘え。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
STRO-
8
ラノベのきっかけはスレイヤーズだったんですが、はまりたての頃に本当に感動を覚えたのはこの作品でした。悲しい物語なんだけど希望が残っててとても良かった2010/08/17
シュエパイ
7
卵から生まれた気味の悪い王子だと、人には疎まれ、やっと心を通わせられた大事な仲間を失い……なのに、あんなにもまっすぐに人を愛し、戦い、そして消えていった。……悲しくも、優しい王子様の物語でした。あぁ、それでも、最後に残された命が、こんどこそきっと誰からも愛され、幸せになりますように。懐かしい物語を読み終えて、ただただそんな風に祈るのです。2011/06/27
てんぱい
6
最後までかっこいいなイルダーナフは。ラスト、メディーナの行動は意外だった。こういうエンディングいいね。2013/03/20
treefolk
6
素晴らしいことを思いついたように顔を上げ、 「ぼく、皆大好きだよ」 この行で涙腺が決壊しましたよ。「年をとると涙もろくなっていけねぇ」思わずイルダーナフめいた口調にもなろうものです。カイルロッドの行く末には賛否はあるでしょうが、英雄譚として非常に良い終わり方だと思います。2011/06/15
すばる
4
最後はぼろぼろ泣きました。良かったです。2008/05/20