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内容説明
おれの名はカシム。魔法使いの弟子だ。―というのは名ばかりで、魔法なんか教えてもらったことがない。ていのいい家政夫がわりだ。おれの師匠のメルヴィは、顔は良いけど性格に問題のある人で、見栄っ張りの意地っ張り、怠け者の浪費家、口は悪いが手も早い。しかも、たまにしかこない仕事の依頼を、その巨大な魔法の破壊力でことごとく失敗させてしまうという、悪名高い魔法使いだ。おれの苦労と貧乏の種はつきない―。そんなおれたち師弟が、大いなる力を秘めた〈古代王国の宝〉をめぐる、とんでもない事件にまきこまれた…。ファンタジア長編小説大賞佳作受賞者の華麗なるデビュー長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
た〜
10
(発掘再読)この頃のラノベはヒロインらしいヒロインが居なくても通用したんだなー(どうでもいいだろ(笑)2017/04/30
アルカリオン
6
図書館除籍本。1991年刊。当時、読んだ事があり、作者名とシリーズ名はよく覚えていますが、内容は全く覚えていませんでした。やや大味でしたが、そこそこ楽しめました。朧げな記憶から「救いようのない哀しみが胸に広がる読後感」を与える作品かなと思って再読しましたが、そういう感じでもありませんでした。著者の別の作品の記憶かな?▼表紙の四人のうち、カシム以外は誰の絵かわかりません。一番目立ってるのがメルヴィ?でも流石に悪人面すぎるし...2019/01/29
てんぱい
6
再読。昔読んだ時の感想が主人公はBASTARDのD・シュナイダー、だったが今読んでも同じように思った。ただ善悪の区別をあやふやにする事で物語がぐっと面白くなっている。2014/05/15
Geo
3
20年近く前に生まれて初めて読んだラノベのシリーズ。 個人的には、最近のラノベよりもこの頃の作品のほうが好きだったりします。 2014/08/17
treefolk
3
20年前か。でも色褪せないな2011/10/07