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内容説明
「あなたを待っていた」クルーエルの面影を宿した緋色の少女は、寂しげな瞳でカインツに告げた。「あなたは、予定運命から外れた存在。―その始まりは、いつだったと思う?」静かに、世界は変わりつつあった。灰色名詠の真精の襲撃後、体調を崩しがちになるクルーエル。彼女のそばに、何かの気配を感じるネイト。そして、名詠式に用いるセラフェノ音語に隠された秘密に気づくミラーたち…。緋色の少女は語り続ける。「わたしは、彼女が殻から抜け出すことを望み、見守るだけ。―そう、わたしの愛しいクルーエルを」世界が変わる時、ネイトとクルーエルも“変化”を求められる―。存在の意味を問う、召喚ファンタジー第4弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
18
再読。夜色、灰色に続き今度は空白という新たな色の存在が明らかに。シャオが初登場しクルルの体に起きている異変の理由が明らかになったりと1冊の中ですごく色んな事が起きていてお腹いっぱいです笑 ネイトも物語当初と比べると本当に成長したなぁ。お爺さんたちにミラー先生といった脇を固める大人キャラたちも非常に魅力的。一つの区切りを楽しみに次巻を読むか。2014/03/13
つみき
12
進めば進むほど、ミラー先生が好きになっていくんですが、どうしたことでしょう(笑)あと、集合写真があんまり微笑ましくて、しばらく眺めていたいと思うほどでした。色々なことが明らかになっていく中、昏倒しっぱなしのクルーエルさんが心配ですが、次巻でとうとう何かに決着がつくんですね、楽しみです。すごく楽しみです。2012/01/14
仔羊
12
ここにきてキーパーソンに近い新キャラのシャオが登場の4巻目。空白名詠という五色の派生前という未知の名詠が出て来ていくつかの謎がここでも出て来て凄い数の伏線が…。クルーエルの中に存在する何かとは一体…?ミオを含めて昏睡が続くクルーエルを浸透者から守るべく小さな戦士が必死に闘うのは感動しました。これからも着実に成長していくのを期待したいです。謎で渦巻く中で爺と学園長が思考回路がほとんど同じだったのは面白かったです。2011/09/20
たく@ぼっち党員
8
全体的に地味。新キャラ登場、主人公の成長&ソロバトルと、要素としては悪くないんだが、実際のところはどれも地味。今後の主人公の活躍に期待ということで。2015/09/15
カインズ
8
【思いを繋ぐ】イ短調の二人を交えての学校防衛戦。ゼアとルーファの長年のライバル関係から生まれる友情が熱かったです。別の意味で熱かったのは、クルーエルのアプローチに戸惑うネイト。忘れてしまったものとは何なのか?2012/06/30