富士見ファンタジア文庫 マテリアルゴースト〈４〉

葵 せきな【著】

富士見書房（2007/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 331p／高さ 15cm
• 商品コード 9784829118887
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

「センパーイ！センパイったらぁ！ちょ、無視ですかぁ！無視なのぉ！り、理不尽ですよー。犬のニャー君も『極悪非道だ』と断言していますよー」ついに（？）登場した帰宅部第三の部員・耀。右手には犬のぬいぐるみ、好きな人は真儀瑠紗鳥。独特のセンスとパワーに、蛍は圧倒される。しかも、彼女はある秘密を抱えていた。一方、ユウは、金髪の美少年ヘルメスと出会う。ヘルメスと耀は知り合いだった。二人は、蛍たちの集まりに加わるようになり馴染んでいく。しかし、蛍はヘルメスに対して、わけもなく嫌悪感を覚える。さらに、ヘルメスが原因で、蛍とユウの間に亀裂が生まれ…！ファンタジック・ゴースト・ストーリー、核心に迫る第４弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[半熟タマゴ]

今回はシリアス多め。ユウの正体がわかった時の蛍の反応には笑ってしまった。ああ、蛍らしいなって。生徒会シリーズでどうなるかわかっていても、あの終わり方は衝撃が大きい。しかもその上、次は本編じゃなくて短編集だなんて・・・。

2014/12/14

[ソラ]

内容（「BOOK」データベースより） ついに(?)登場した帰宅部第三の部員・耀。右手には犬のぬいぐるみ、好きな人は真儀瑠紗鳥。独特のセンスとパワーに、蛍は圧倒される。しかも、彼女はある秘密を抱えていた。一方、ユウは、金髪の美少年ヘルメスと出会う。ヘルメスと耀は知り合いだった。二人は、蛍たちの集まりに加わるようになり馴染んでいく。しかし、蛍はヘルメスに対して、わけもなく嫌悪感を覚える。さらに、ヘルメスが原因で、蛍とユウの間に亀裂が生まれ…!

2010/06/19

[ツバサ]

まさかまさかの展開。今までちょくちょく出てきてたカズミとショーコが蛍の悩みを吹っ飛ばすとは予想外でした。そしてユウも自分の正体を知り、蛍から離れようとしたけど、蛍の熱烈な告白で迷いが晴れて、めでたしめでたしで終わるかと思ったらこれですよ。こんなの予想出来るか⁉︎ 次は短編集か5巻どっちを読むか迷う。

2016/08/03

[ソラ]

【読メ登録以前読了作品】 内容（「BOOK」データベースより） ついに(?)登場した帰宅部第三の部員・耀。右手には犬のぬいぐるみ、好きな人は真儀瑠紗鳥。独特のセンスとパワーに、蛍は圧倒される。しかも、彼女はある秘密を抱えていた。一方、ユウは、金髪の美少年ヘルメスと出会う。ヘルメスと耀は知り合いだった。二人は、蛍たちの集まりに加わるようになり馴染んでいく。しかし、蛍はヘルメスに対して、わけもなく嫌悪感を覚える。さらに、ヘルメスが原因で、蛍とユウの間に亀裂が生まれ…!

2007/03/23

[天条 光]

ユウが自分という存在の不自然な点を知り、蛍から離れていこうとするのだが。蛍は「それって重要なことか？」と軽く言ってみせ、ユウをタナトスの許から連れ戻すことに成功してハッピーエンド……とはなりませんでしたね。いやまぁ、蛍くんが死にたがり少年という設定を考えればいつかはこうなるということは分かっていて、その心構えはしていたつもりだったのですがね……やっぱりこの展開は辛い。けれど、本当に蛍くんの成長というか変化が見えたのがこの刊の魅力というか、仲間割れしてしまったけど、仲直りしたりと、終わりであり始まりだった。

2015/06/02