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内容説明
とにかく生きるしかない。魔獣となった少女・デルは、心の中でそう思った。少女の望みはただひとつ。愛する少年・サーラといつまでもいっしょにいること。だが、それはもう叶わない。自分は人間ではない。背中には、四枚の巨大な翼が生えているのだ…。身も心もボロボロとなり、あてもなく飛び続けたデルは、山間の小さな村に降り立つ。そこは、ゾンビの村だった。村を探索するうちに、礼拝堂にたどり着くデル。扉を開けると、弦がはじける音が聞こえ、少女の胸に強い衝撃が―。(『死者の村の少女』)長編6巻でダルシュが語った「夢」に関するエピソード『時の果てまでこの歌を』等、長編に連なる全3編を収録。ソード・ワールド短編集。