富士見ファンタジア文庫 七人の武器屋―激突！武器屋ＶＳ武器屋！！

大楽 絢太【著】

富士見書房（2006/08発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 333p／高さ 15cm
• 商品コード 9784829118559
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

「あ、あの。さっき、予選の勉強をしてるって言ってましたけど…競技内容って、まだ発表されてないですよね？」恐る恐る尋ねたオレに、ダニエルはちょっと気まずそうな顔をした。えぇ！？「天下一武器屋祭」で何をやるのか、他の武器屋は知ってるの！？うぅー、気を抜くと、涙が出そう。ミニィちゃんは初恋の武器屋・レイのことで頭がいっぱい。ノンは義理のばぁちゃんにこき使われ。イッコは謎の「サンク・マリカ病」でダウン…相当厳しい状況なのに、情報面でも完全に取り残されてたなんて！でも、オレ達は、優勝するしかない！！自分を信じてくれたイッコのため、エクス再建のために。マーガスが男を見せる青春経営ファンタジー、第４弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

再読。シリーズ四弾は、合流した7人が天下一武器屋祭予選に挑むところから始まる話。今回も面白かったです。数々の障害、強敵を仲間と力と合わせて乗り越えていく展開はベタですが、王道の熱さをしっかりと引き出してくれているので読んでいて飽きませんね。個人的にイッコとイッコ母のやり取りとか超好きですよ。ミニィちゃんのことが改めて好きになれる展開だったし、今回も十分満足。もう少し物語に厚みがあれば尚良かったように思います。資金を得たエクス・ガリバーは今後どうなるのか。次巻も読みます。

2015/10/18

[のれん]

先が見えない天下一武器屋祭。 キャラが旅の向こうで違う生活観にギャップを感じたり、同じような悩みを他人に見つけたりと、若者らしい発見を楽しむマーカスは本当に爽やかだ。 海外バックパッカーして人生変わった話の源流ってこういう人たちから来てるんだろうな。私にはない行動力だ（笑） 女子組の話は重いのに多くを語らない描写が新鮮。主人公が見聞きした以上を深く語らないことで、信頼するという重みを体感させているのかもしれない。 もう振り切れたと言い切ったのなら、その意思を信じる。友情とはかくも良きものなのだ。

2021/07/15

[みやぎ]

やっと天下一武器屋祭に突入。予想通りトラブルやらなんやあったけれど、前巻から不調だった女の子勢が一気に盛り返した感じ。勿論ＭＶＰはミニィちゃんです。今の所一巻おきに男の子女の子が活躍しているイメージ。それにしても毎回表紙に7人全員とエピソード○の文字が入っているのが好き。

2016/03/21

[Ｍ２]

レイさん、カッコイイのになにこの残念さ。ダニエルさんが素敵すぎる。そしてモウラさん、まさかのローティーン。あ～、セクシーでアダルトな大人のお姉さん来た！？と萌えてたのに、ちょっと残念。武器屋祭で頑張った７人、次巻はいよいよお店再建かな。

2015/11/27

[鑑真＠本の虫]

シリーズ四巻。 天下一武器屋祭後編。 ついに合流を果たしたエクス一行は、天下一武器屋祭の予選へ挑戦。 立ちはだかる障害を乗り越え、本選へと進む。 予選での販売対決では、如何に言葉の壁を打ち破るかに期待されたが、なかなか面白い策だったと思う。 そして本選では、対ドラゴン戦。 まさかの対決にも、知恵と力で乗り越える。 大会の結末はさておき、A級ドラゴン討伐で、大金を手に入れたエクスは再興に向かい、歩み出した。 さて、次回は建て直すに至れるだろうか。

2014/10/17