富士見ファンタジア文庫 女子高生、リフトオフ！―ロケットガール〈１〉

野尻 抱介【著】

富士見書房（2006/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 361p／高さ 15cm
• 商品コード 9784829118511
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

「…ちょっとしたアルバイト？」怪しげな男の何気ない誘いが、自分の人生と、宇宙開発史を大きく塗り替えることになろうとは、森田ゆかり自身、知る由もなかった―。父を捜しに訪れたソロモン諸島・アクシオ島で、ゆかりはある男に出会う。ソロモン宇宙協会の所長、那須田と名乗ったその男は、父親捜しを手伝うかわりに、ゆかりを協会にスカウトしたのだった。アルバイト―そう、協会の開発した宇宙ロケットの、史上最年少の宇宙飛行士に！小型で軽量、知能と度胸は抜群―日本の誇る“女子高生”は宇宙を目指す！スラップスティックＳＦの傑作、新装版としてついに復活。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[あなほりふくろう]

再読というには昔過ぎてすごく新鮮な気持ちで読んでいたけど、やっぱり野尻抱介は面白い！ コミカルかつ考証もしっかりしたSF作品、何より科学がもたらす明るい未来に向かって一点の迷いもなく突き進む様に、読んでいてワクワクさせられる。リフトオフ後のトラブル続きというかドッタバタはやりすぎだろと苦笑したけど、その出鱈目さ加減も含めて良質なのです。

2013/08/14

[あさひ]

思った以上にラノベでした。面白かったけどまだ話しはありきたりかな。これ以降に更に面白くなることを期待。

2013/11/10

[深海魚]

主人公の女子高生がタフ過ぎるとか、そういうことは言わないでおこう。サクサク話が進んでいくので、スラスラ読める。SF的に面白くなってくるのはおそらく次巻以降かな。相次いで絶版なので、買えるかどうかが問題だけど……。

2011/07/16

[シャル]

当時の宇宙へと向かう技術の縮図のような、まさにこだわりと情熱のロケット小説。いろいろとハチャメチャながらも、その熱意こそが、宇宙に向かう上ではもっとも重要なのだろう。技術を押し通す分色々と物語も作中のキャラも強引ではあるのだが、重力を振り切り宇宙へと飛ぶためには、それだけ猛烈な力が必要なのだ。

2012/08/04

[KimuraShinichi]

宇宙服をネットで調べていたらMITで研究されているbiosuitがこの小説のスキンタイト宇宙服によく似てるというので読んでみることにしました。 https://www.google.co.jp/search?q=biosuit+mit 小説は、いかにもなラノベ。極端な設定と極端な性格の登場人物たちがトントンと話を進める。リアリズム無視の漫画的設定と、凝った技術的描写するする読める。四巻まで、一気読み。

2013/04/28