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内容説明
「漂うものたちよ…―」虚空に呼びかけ、少女はその手を差しのばす。小さな白い手の中にチラチラと瞬きはじめる光の欠片。少女は、死者の魂の結晶“結晶珠”を生み出す謎の存在“結晶珠の子”だった。精霊使いの少年セレストは、姉スーザに連れられ旅に出る。そこで出会った不思議な少女テュシアは、世に知られていない紫の結晶珠を持っていた。少女の結晶珠に触れた瞬間、セレストは奇妙な懐かしさを感じる。それは、既視感と郷愁のない交ぜになったかのような感覚で…。「へっぽこ」シリーズの秋田みやびが鮮やかに描き出す、少年の成長と冒険!ドラゴンマガジンでの連載に大幅加筆修正された完全版。ついに登場。