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内容説明
「開門よ、成れ!!」鋭くのびた思念の糸に、フリウが念を込める。物体は砕け、精霊は動きを止める―念糸使いの少女フリウは、父ベスボルトと精霊狩りに入った硝化の森で、記憶をなくしたという一人の美少女と遭遇する。時を同じくして、静かだった辺境の街に現れ始める見慣れぬ人々。若き警衛兵、帝都の最高刑執行者・黒衣、巨大な炎の獅子の精霊を操る女暗殺者。偶然か?必然か?何が彼らを呼び寄せるのか?8年の時を経て、フリウの記憶の淵に眠る、冷たい世界が、呼び覚まされそうとしていた―。秋田禎信がおくる壮大な幻想世界。ミズー編に続く、フリウ編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
32
フリウという少女に主人公が交代。彼女が背負うものの重さ。唐突に破壊された日常と彼女の秘密。二巻もシリアス展開。彼女らの旅はどうなるのか。三巻へ。2016/01/18
のれん
10
なくても良い力に振り回される。 でも人間もって手に入れた手札で勝負するしかないわけで、そういう意味でオッサンたちの台詞が浸みる。 超越者とか絶対者とかがいない誰もが悩み、他人を恐れる作者の世界観が強く生きている作品だと思う。 W主人公の片割れであるミズーはこっち視点だと暴力の化身というか暴走キャラみたいな描き方されてる。 アクション方向はあっちで、敵方方面の会話はこっちで進めていくのだろうか。 どっちも別ベクトルで暗そうなのはこの作者らしいとも言える。2021/10/10
みずの
1
こっちもいきなり重いんですが(展開の衝撃っぷりはミズー1巻の比じゃねえと思う)スィリーとの会話やフリウの普通に前向きな思考のおかげで結構ライトに読めている気がしないでもない。雰囲気にひっかかっりがちだけどサリオンにーさん普通に良い男だよね、いきなり惚れそうです。スィリーのどうでもいい中にぽろっと皮肉やら真実やら混じってる雑談が良い。あ、あとウルペンさん大して登場してませんがこっちもいきなりドストライクなキャラクターでどうしよう。ああいういかにもって人好きです。これからどうなるのか分かんないけど。2012/06/11
でーたべーす
1
前読んだときはフリウ編が好きだった。妖精との会話が面白いし。再読してもフリウ編が好き。開門の演出がめっちゃかっこいい。2011/03/07
yuimoke
1
フリウ編連続読み開始。副題:ロリコン・サリオン〜出会い。べスポルトさん、手紙書くんならもっとはっきりしっかり書いてください!意味わからんです!2009/07/03