内容説明
厳寒期には零下二十度以上の日が続くこともめずらしくないこの北海道の地で、開拓の原動力として多大な功績を残し、人々からいつくしまれてきた馬。それが土産子馬です。正式には北海道和種馬と名付けられている馬です。しかし、どんな冬将軍の吹き荒れるなかでも、耐えるねばりを持つとても力強い馬です。ドサンコ馬は、とてもきびしい自然の中で育ってきた馬です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いろ
16
【再々読：初読は2014.1，再読は新版で2017.2】昨年も息子と読んだのに，また２月小学校朝読読み聞かせ選本で借りて来たついでに９歳男児とも読む。やっぱりこの絵本，いい。息子の後押しもあって，今回は小５に向けてメインの絵本として読んだ。厳しい自然を生きる凄まじさ。「はないきだったのです」や「コンブをむちゅうでたべました」のくだりでは，毎回思わず感動で唸ってしまう。小５の皆も野生馬のたくましさに息を飲んで聴いてくれていたと思う。2018/02/23
いろ
10
新年の始まり，午年に ちなんで借りた馬絵本の１冊。北海道の野生馬が極寒の冬を過ごす様子を描いたドキュメント絵本。雪に埋まっても頑張る どさんこ馬 スゴイ☆ さらに冷たい川中を歩いて海に向かうなんて！ 雪に埋まる直前の子馬を気遣う母馬の温かい言葉。積もった雪から上がる湯気v 野生馬のたくましさに感動する１冊。出会えた事に感謝。５歳男児も真剣な表情でしっかり聴いていた。2014/01/24
spatz
6
#どさんこうまのふゆ #本田哲也 #福武書店 (1991初版) どさんこ。 開拓の原動力となった馬たち。 ばんえい競馬も身近でみた。 よくいく川湯の、だいすきな農家のおばちゃんも、馬を飼ってる。だから、幸いにも実物の姿をしってる、あの迫力を。 それでも、冬を越す馬たち の生き抜く力。 【あさです。いっとうのどさんこうまが、あかるいひざしをまっていたかのようにゆきのなかからはいだしてきました。(…)うまたちはふぶきにもまけずにいきていたのです。ゆげのようなものはどさんこうまたちのはないきだった2017/03/01
こどもふみちゃん
5
凄いびっくりした！！(゜o゜) でも、良い本だった。馬が、海草を食べていてビックリした。雪の中に埋もれても生きていけるってすごいな(゜o゜)！！是非皆さんも感動してほしい！（＾－＾） お勧め。３・４・５・６・７・８・９歳向け。2013/02/06
がる
4
どさんこ馬って、足とか太くてどっしり安定感があって良いのですよねー。（サラブレットって華奢で足とか折れそうに見える・・・） そうしてどさんこは昆布も食べるのか～。へぇ～。 北海道の冬の厳しさもよく表現されていました。 油彩で描かれているようですが素敵な絵でした。 2012/05/25
