内容説明
本は最高の食事、ネット情報はサプリメント。食事は楽しい、サプリは味気ない。知的生活の第一人者が語る読書家のための読書術決定版。
目次
第１章 読書のすすめ
第２章 読書のコツ
第３章 読書の技術
第４章 読書の周辺
第５章 読書各論
付録 無人島へ持って行く十冊
著者等紹介
渡部昇一［ワタナベショウイチ］
昭和５年山形県生まれ。評論家。上智大学大学院修士課程修了。ミュンスター大学、オックスフォード大学に留学。上智大学文学部名誉教授。第２４回エッセイストクラブ賞、第１回正論大賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユウユウ
48
再読。・読書は「精神の食べ物」である。・漫画でもいいから本に親しむ。・「積ん読」は必要悪。などなど、小項目だけでも興味がそそられる。「生涯の愛読書」持ちたいですね。ここ2、3年に読んで面白かった本を再読することで愛読書が出来ていく。そしてそんな座右の書があってこそ真の読書家とのこと。私も読書メーターにお世話になりながら、少しずつ再読もしていこうと思います。2016/12/07
ひと
15
渡部先生の読書のすすめ。今回も、読書生活の奥深さに刺激を受け、先生が初めて英語の小説で感動できたというMarjorie Morningstarは読了前にポチってしまった…。座右の書として挙げられている『努力論』、『幸福論』、『論語講義』、『人間ーこの未知なるもの』も、しばらく積読のままなのでそろそろ…。それに、『伊勢物語』や『古今和歌集』などの古典や四書（論語、大学、中庸、孟子）にも改めて親しみたい。洋書とともに、音読しながら馴染んでいき、自分なりに読書生活の幅を広げていきたい。2023/04/09
GASHOW
10
このタイトルから期待するものによって評価が分かれる本だと思う。タイトルから読書のテクニックや科学的な効果とかを期待していたので、そういうものではなかった。著者が偉大な人で、人生を振り返るような流れだと自慢話を聞くような感じになる。英語の本を読むだけではく感動できるようになるまで読んだ人はやはりすごいと思う。愛読書について述べられているが、何度繰り返しても面白い本を探すことが大事だという。また、本は買え。図書館から借りては返し、繰り返して読まずではもったいないという。愛読書があってはじめて読書家になれる。2016/06/14
にこにこ
9
おじいちゃんの書いている本なので若い人には向かないかもしれない。けど、おばちゃんには面白かった。百科事典をおすすめしているのがうれしい。買えないけど。日本語の本を読むように英語や漢文、古典が読めたらもっと面白いんだろうけど、なかなか、ねぇ。2016/05/17
ヨハネス
7
実用本しか読まないあたしは、恥ずかしくて「本が好き」などと言えなくなってしまいます。でもそんな知的レベルが低いあたしでも楽しく読めました。これから本を読む若い人のために書かれたからでしょう。ブリタニカ百科事典を初版からすべて揃えたという酔狂な著者ですが、小学館の国語辞典は薦めているのに広辞苑にはひと言も触れていないのが不思議。あたしは広辞苑派だったので。昨年読んだ「1日24時間をどう生きるか」のベネットを評価しています。カズオイシグロの「わたしを離さないで」のネタばれ注意ですが、あたしと同感で嬉しいです。2017/02/03
