コンビニ店員は見たっ！―レジの裏から日本が見える

和田 静香【著】

ぱる出版（2011/09発売）

• サイズ B6判／ページ数 205p／高さ 19cm
• 商品コード 9784827206661
• NDC分類 673.8
• Cコード C0034

出版社内容情報

コンビニで働いて初めてわかった日本人のこと、自分のこと、人間のこと、社会のこと。東日本大震災直後に起きていた、コンビニ内の人間模様とは!?　システムばかりのコンビニ社会に対抗するオバちゃんパワーとは!?　誰もが利用するコンビニで“見たっ”、日本社会の縮図がココに！　北尾トロの人気雑誌『レポ』で話題を呼んだ記事「チーム・マダム　～最強コンビニ伝説～」の超拡大版！

内容説明

震災後に起きた買い占めとは何だったのか！？融通が利かないのではなくて、ルールで決まっているのです。コンビニが日本人をダメにする！？日本を支えるコンビニ弁当。子供のお菓子よりも、自分のタバコが大事な母親とは！？ごみは捨ててもなくなりません。原発が変えてしまったひとりの人生。

目次

プロローグ　自分を打ちのめしてくれるものに初めて出会った
第１章　コンビニの仕事を見たっ！
第２章　コンビニのお客さんを見たっ！
第３章　コンビニの困ったお客さんを見たっ！
第４章　コンビニを支えるオバちゃんパワーを見たっ！
第５章　コンビニで働いて変わる自分を見たっ！
第６章　大震災直後のコンビニを見たっ！
エピローグ　辞めたいのに辞めない私

著者等紹介

和田静香［ワダシズカ］
１９６５年千葉県市川市生まれ、静岡県沼津市育ち。ラジオ番組への投稿から、音楽評論家／作詞家・湯川れい子のアシスタントに。音楽ライターとして独立、今にいたる。２００９年から始めた、コンビニバイトの体験記を、北尾トロ編集『レポ』や『月刊コンビニ』（商業界）などで執筆（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[kinkin]

コンビニで働く著者の体験記。たしかに街にはたくさんのコンビニがある。しかし著者も書いているように便利すぎるということも言えると思う。レジの他に揚げ物に公共料金処理、宅配受付など他にもいろんなサービスがあるがそこまでやらないといけないのかと思うことも・・。フランチャイズのオーナーはアルバイトの雇用と近くには同業者がひしめきあって売上確保に疲弊し従業員は低賃金。もうサービスは今以上いらぬではないか、これで十分ではないか。図書館本。

2016/02/11

[おたま]

コンビニでパートとして実際に働いてみた著者が、そこで出会った店員の方たちのこと、コンビニにやってくるお客さんたちのこと等を綴った記録。でも、その語り口は面白い。時に捧腹絶倒。コンビニという位置の取り方がいい。そこからは日本人の日常生活のあれこれが実に真っすぐに見えてくる。だって、コンビニには日常のままで人はやってくるからね。クレームあり、廃棄物あり、新入りパートの特訓あり、コンビニの裏側も興味深い。そして、ちょうど東日本大震災と原発事故が起こる。その際のてんやわんやもまた考えさせられることが多い。

2022/01/22

[むつこ]

恥ずかしながら某大手コンビニチェーン店が市内にようやく進出、6/12開店、セレモニーがあると新聞で発表していた。作者の勤めるお店の個性的なパート主婦たちのプロフェッショナルぶりに久しぶりに「オバさん」の良さを再発見。3.11の震災後のコンビニの在り方にいろいろと考えさせられた。これから1万円札を出す時はひとこと添えたいと思う。

2015/06/08

[なっちゃん]

昔、やってました。コンビニのパート！「そうそう！そうなのよ。」と思いながら読みました。私も、ゴルフパック、最後までできませんでした（笑）。でも、サブタイトルの「レジの裏から日本が見える」は大きすぎないかしら？！

2016/11/27

[メタボン]

☆☆☆★ ゆるーいコンビニバイトの実体験本。客も店員から色々と見られているんだな。

2015/11/27