内容説明
声に出す日本語の達人が語りつくす話し方、話す心を磨く知恵のすべて。
目次
総説(話の本体;話の根本条件)
各説(日常話;演壇話)
話道の泉
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青春パッカパカス
11
伝説の弁士、漫談家の徳川夢声によるトーク術指南書。 古本屋で購入。初版は64年前だが、現代でも何ら遜色なく通用する普遍性がある。 私は元より話術というものにとても興味があり、ストレートな題に強く惹かれた。 現代でも多くのコミュニケーション術、話術のテクニック本が出ているが、それらのどの著者よりも徳川夢声は話が上手い。伝説級の名人が話術の指南書を残してくれていることに感謝したい。2013/04/06
KAZOO
5
昔、ラジオで夢声翁の朗読を聞いた覚えがあります。非常に印象に残る声で、落ち着いた気分にさせてくれました。また、説得力ある話ぶりでありました。そこでそのノウハウを本にしたのがこの本です。この本を読んだからといってすぐに話術がうまくなるかというとそれは本人の努力次第なのでしょう。でも安心感を与えてくれます。2013/04/18
Ex libris 毒餃子
4
話術のノウハウを知るために読んでみた。話芸のプロがまとめているので、とても分かりやすく参考になった。話芸についての論考として読んでも素晴らしい内容。2016/08/13
A読書家さん
2
体系的な話術のノウハウはあるが、いかんせん前のため、日本政治、古典芸能からの文化人目線である。 禅学の通り、間を作り出すことや自分の持つリズムを大切にすることなど、著者の真っ直ぐな相手と会話する術を説いたことは大いに尊敬に値する。 後半オタク出過ぎ、座談結構好い、中間なおよし2023/11/19
ニッポニア
2
話術といえど手、「手の動きこそ、万人に通ずる言葉なり」2010/01/13