不確実性を飼いならす―予測不能な世界を読み解く科学

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不確実性を飼いならす―予測不能な世界を読み解く科学

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  • サイズ 46判/ページ数 424p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784826902328
  • NDC分類 404
  • Cコード C0040

出版社内容情報

不確実な未来を、科学は予測できるのか?
異常気象や地震、コロナウイルスのパンデミック、さらには株価の暴落まで、この世は先の見通せないことばかり。そんな世界を生き抜くために生み出されたのが、確率論や統計学、カオス理論、量子力学といった〈不確実性を読み解く科学〉だった。
天気予報や世論調査、新薬の臨床試験や株価予測など、いまや現代社会に欠かせない不確実性の科学は、いかにして生まれ、どのように利用されているのか? 科学読み物の名手イアン・スチュアートがわかりやすい語り口で解き明かす決定版。

内容説明

異常気象や疫病の発生、株価の暴落…先の見えない世界に翻弄される人間が生き抜くために創出した“不確実性の科学”。複雑極まる現象に挑んだ6世代の科学を重層的に描く斬新な論考。

目次

不確実性の六つの世代
腸を読む
サイコロの役割
コイン投げ
情報が多すぎる
誤謬とパラドックス
社会物理学
あなたには確信がある?
法則と無秩序
予測可能性の撤回
天気工場
医療を統計する
金融占い
ベイズの脳
量子の不確定性
サイコロは神を演じるか?
不確実性の活用
知らないのを知らないこと

著者等紹介

スチュアート,イアン[スチュアート,イアン] [Stewart,Ian]
数学者、ウォーリック大学名誉教授、王立協会フェロー。2017年にアメリカ数学協会のオイラーブック賞受賞。ポピュラーサイエンスの著者としても有名で、多くがベストセラーになっている

徳田功[トクダイサオ]
立命館大学理工学部機械工学科教授。筑波大学にて物理学専攻。東京大学にて博士号(工学)取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

70
著者によると、本書の大半は、人間がどのようにして「知らないのを知らないこと」に立ち向かい、「知らないのを知っていること」に変えてきたかを語っている。不確実性を6世代に分けて縷々噛んで含めるように説明してくれている(それでも、我輩には難しいと感じることも)。不確実性の奥にはカオスが潜んでいる。だが、そのカオスは決定論でもあるからびっくり。2022/06/21

のるくん

3
「未来」を予測して力や富を手に入れようとする権力欲や、「未知」なものを知ろうとする知識欲、それら『予測不能性を予測するための飽くなき探求(欲)』の末に『知らないのを知らないこと』を『知る』ことはできるだろうか。それを忘れて(気づかず)、未来を思い通りにできる、未知なものも知り尽くすことできる(『不確実性を飼いならす』ことができる)という傲慢さに「手を咬まれる」かもしれない。それでも「不確実性」を理由に何もせず、あるがままの「未来」を受け入れることは誰もしたくないだろう。予測の後付けでは手遅れだろうから。2022/01/17

PapaShinya

2
この本は、原題からわかるように、前著”カオス的世界像”の姉妹書というか、続編です。が、これだけ読んでも面白いことは面白い。前著ではカオスへの思い入れが強く、積極的に原著論文を引用して”お勉強”した過程が本に出ていたので、わかりやすかった。一方、この本ではカオスは常識となり、その予測不可能性を他の場合と比較したりして余裕が出ている反面、内容がちょっと哲学的になり、わかりにくい。それを面白いと感じるか、わかりにくいと感じるかは読者の嗜好。自分としては、カオス制御とか工学的な面をもっと掘り下げて欲しかった。2022/08/12

towerofthesun

2
「より正確に言うと、サイコロは自分自身を投げ、その結果生じるのが宇宙だと量子論は考える。基本的に、量子のサイコロは神の役割を演じている。」…何世紀にもわたる不確定性(裏を返すと決定論)と人類の格闘の歴史。量子論の世界に至り、結局何が何だかわからないということがわかった。2022/05/01

Dubian

2
最近AIの本を読んでいたので 別な角度で理屈で説明できない世界を感じた。 11-13章が面白かった。そこだけ読んでもいいかもしれない。1-7は占いや確率の歴史と二項分布や正規分布のようなよく知られている話の説明。8-10章はやや数学的な話が続くが 11-13章の理解が深まる。 15-18章は時間の制約で流し読みだが、大学の教養か専門でやったような内容に比べると平易な説明。これで2時間-3時間の授業だったら アリですね。2022/03/06

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