闘うプログラマー〈下〉―ビル・ゲイツの野望を担った男達

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822740177
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0098

内容説明

IBMの戦略ソフトOS/2をめぐる対立が、NT計画の前途を大きく揺さぶった。マイクロソフトは、共同開発途上のOS/2を捨て去り、長年の盟友であるIBMとついに訣別したのだ。もはや全面対決は避けられない。OS/2部隊はカトラーの開発部隊と合流し、「NT」計画は「ウィンドウズNT」計画として生まれ変わった。しかし、製品リリースまでに残された時間はわずかしかない。カトラー部隊の「死の行進」が始まった…。ゲイツの夢ははたして現実のものになるのか。

目次

第7章 出荷モード
第8章 死の行進
第9章 バグ
第10章 ショーストッパー

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

木村 武史

14
やっとこさ、読み終わった。WindowsNT開発のお話。色々な問題を抱えながらも完成させた開発者たちのエピソードをまとめたもので、興味深く読めた。開発作業の状況はどこの国でも似たようなものなんだなと思いながらも、開発者への報酬は日本とは全く違うのね。羨ましい・・・。2017/07/11

スプリント

5
そんな時代もあったなぁと懐かしみながら読みました。2023/12/09

gokuri

5
開発が大掛かりで、期限に追わてくると、様々な軋みがでてくる。コーディングは個人のスキルによるとことが多いし、それを束ねる管理者の悩みはつきない。システム開発において、テスト工程、バグとりは、仕様決定とは異なり地味ながら利用者の評価に欠かせない重要性をもっている。 後半の大半がこうした製品リリースまでの、開発チームのメンバーの「もがき」を克明に描いている。 システム開発に携わったことがあり、PCやサーバーを2000年以前いから扱っていたことのある読者には楽しめる本だし、開発にかかわる人には参考になる本だ。2023/04/04

Kentaro

5
マイクロソフトを舞台にした人間模様が描かれ、登場人物も非常に多彩になっている。 今だと、完全なワーカホリックで、ブラック企業かと訴えられそうな壮絶な働き方であるが、これは日本人がいつのまにか忘れてしまったものを持ち続けている男なのかもしれない。 強烈な個性でチームを引っ張り、生きながらにして、伝説上の人物と言えるようだ。常に完璧な仕事を追求し、ちょっとしたことで怒りを爆発させ、壁を蹴飛ばして足を怪我するリーダー、こんなプログラマーがWINDOWSを世界一のソフトウェアの会社に成長させたのだなあと分かる。2018/03/25

yahiro

3
★★★★☆ 下巻。上巻と比較すると、プロダクトをリリースするまでの地獄の追い上げが描写されている。また、実際にリリースしてからも、あまりに巨大なプログラムであるがゆえに市場に浸透するまで時間がかかったというのもリアルな話。いったん、巨大なプロジェクトが完遂するとチームは解散となるわけだけれど、このチームが次はどの修羅場に向かったのか、後日談まで知りたくなった。2021/09/24

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