出版社内容情報
確率や統計で解釈される量子物理学のイメージを、ジョン・アップダイクの小説や1コマ漫画、詩、彫刻などで表現されたものをベースに、数式を使わずに、巧みに概説した科学史ストーリーです。『世界でもっとも』シリーズの4弾目です。
『世界でもっとも美しい10の科学実験』『世界でもっとも美しい10の物理方程式』『世界でもっとも正確な長さと重さの物語』の著者らが、量子物理について、哲学っぽいトリビア的な知識と物理学の深い知識を開陳します。
登場人物は、ニュートン、アップダイク、プランク、ボーア、アインシュタイン、パウリ、ハイゼンベルク、シュレーディンガー、エディントン、ボーア、ベルなど。
はじめに
第1章 ニュートン的モーメント
Interlude 壮大な計画
第2章 ピクセル化された世界
Interlude マックス・プランク、量子を提案する
第3章 量子跳躍
Interlude ニールス・ボーア、量子跳躍を使って原子を説明する
第4章 ランダムさ
Interlude アインシュタイン、神がいかにサイコロ遊びをするかを示す
第5章 アイデンティティーの問題
――まだ落ちていない量子の靴の片方
Interlude ヴォルフガング・パウリと排他原理、サティエンドラ・ボースとボソン
第6章 サメとトラ
――二重性
Interlude エルヴィン・シュレーディンガーのマップ/ヴェルナー・ハイゼンベルクのマップ
第7章 不確定性
Interlude 不確定性原理
第8章 ずたずたになったリアリティ
――キュビスムと相補性
Interlude 相補性、客観性、二重スリット実験
第9章 だめだめ!
Interlude ジョン・ベルとベルの定理
第10章 シュレーディンガーの猫
Interlude 境界紛争
第11章 ウサギの穴
――並行宇宙へのあこがれ
Interlude 多元宇宙論
第12章 物理学を救う
結び――新しいモーメント
謝辞
訳者あとがき
クレジット
原注
索引
ロバート・P・クリース[ロバートピークリース]
アルフレッド・シャーフ・ゴールドハーバー[アルフレッドシャーフゴールドハーバー]
吉田 三知世[ヨシダミチヨ]
内容説明
量子物理を巡る科学史・カルチャー史ストーリー!!次々と現れる量子物理学の新しいイメージをほとんど数式なしで解釈する!
目次
ニュートン的モーメント
ピクセル化された世界
量子跳躍
ランダムさ
アイデンティティーの問題―まだ落ちていない量子の靴の片方
サメとトラ―二重性
不確定性
ずたずたになったリアリティ―キュビスムと相補性
だめだめ!
シュレーディンガーの猫
ウサギの穴―並行宇宙へのあこがれ
物理学を救う
著者等紹介
クリース,ロバート・P.[クリース,ロバートP.] [Crease,Robert P.]
ストーニーブルック大学(米ニューヨーク)の哲学科教授
ゴールドハーバー,アルフレッド・シャーフ[ゴールドハーバー,アルフレッドシャーフ] [Goldhaber,Alfred Scharff]
ストーニーブルック大学の物理学科教授
吉田三知世[ヨシダミチヨ]
京都市生まれ。京都大学理学部物理系卒業。英日・日英の翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。