超マシン誕生 (新訳・新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 379p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822284329
  • NDC分類 936
  • Cコード C3055

内容説明

データゼネラルの社運を賭けた新機種ハードウェア・ファームウェア開発の密着取材ノンフィクション。

目次

プロローグ 嵐を楽しむ男
大金を稼ぐ
戦争
チームをつくる
ワラックに訪れた黄金の瞬間
深夜のプログラマー
背面飛行
例のマシン
すばらしいマイクロマシン
工房
NANDゲートへの長い道のり
季節より短い時間
ピンボール
展示会に行く
最後の危機
大風呂敷
恐竜

著者等紹介

キダー,トレイシー[キダー,トレイシー][Kidder,Tracy]
1945年ニューヨーク生まれのライター。『超マシン誕生』により、1982年ピューリッツァー賞(ノンフィクション部門)とアメリカン・ブック・アワード(ノンフィクション部門)を受賞

糸川洋[イトカワヒロシ]
1949年東京生まれ。慶応大学卒業後、マニュアルライターなどを経て翻訳家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

61
旧訳で読む。ニュージャーナリズムの次のリタラリージャーナリズムの代表作だという。1978年、風雲児と称される米データゼネラル社は32ビットミニコンの自社開発を開始した。この開発の数年間、ライターの著者は許可を得て、技術者たちに取材し地獄のようなプロジェクトを描く。個性的でとびきり優秀な技術者たちのぶつかり合いと彼らをまとめるマネージャーたち。0からの設計での生みの苦しみとバグ潰し、そしてチーム解散。現在では64ビットパソコンが当たり前で、当時はMSDOSが出る前という古さだが、技術屋魂の熱さと誇り。良書。2018/05/28

ryo511

3
ハードウェアの開発というと、現代では、巨大な企業が遠い世界でやってる仕事という印象だけど、1970年代の終り頃はミニコンピュータ市場で新興企業が凌ぎを削っていた。そんな時代のコンピュータ開発の風景は、現代のソフトウェア開発のそれに意外と似ている。A2014/01/18

yshigeru

2
もう一度ピンボールをやるため、つまりもう一度同じようなプロジェクトをやるために今のプロジェクトに全身全霊を捧げる。時代は変わっても技術者の情熱は変わらない。ウエストの言ったようにそれは一夏の恋かもしれない。そのような経験をできる技術者は幸せだ。技術開発とは常に人間ドラマである。2015/02/14

Q

1
30名のチームがPALでミニコンを1.5年で作る話。前半は穏便にプロジェクトをはじめますが、150頁あたりから急速にチームが編成して負荷が上がります。チームに属する、しかも若い人材一人一人が気力を燃やし、少しずつ着実に消耗していきます。あまりのデスマに読むのが辛くなりますが、個人的には11章に救われました。 #季節より短い時間の単位はもう扱わないことにした 挑戦し続ける自由と、挑戦を放棄しても生き続ける自由が全ての人々の上に降り注いで欲しいと強く願っています。ところでPALは後日IC化したのでしょうか?2019/09/17

Tomohiro Nagata

0
生々しい、恵まれた、地獄のような仕事の一部始終。2017/12/22

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