幸運な宇宙

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  • サイズ A5判/ページ数 508p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822283513
  • NDC分類 443.9
  • Cコード C0040

内容説明

どのようにこの宇宙がうまいこと成り立ったか。宇宙もの読み物では定評のあるポール・デイヴィスがビッグバンの瞬間にあなたを誘う。

目次

第1章 いくつかの重大な疑問
第2章 宇宙についてわかっていること
第3章 宇宙はどのように始まったか
第4章 宇宙は何でできているのか、そして、宇宙全体が一体に保たれているのはなぜか
第5章 完全な統一理論の魅力
第6章 宇宙のダークフォース
第7章 生物に適した宇宙
第8章 多宇宙は宇宙の謎を解決するのか?
第9章 インテリジェント・デザインとあまりインテリジェントでないデザイン
第10章 どうして存在するのか?

著者等紹介

デイヴィス,ポール[デイヴィス,ポール][Davies,Paul]
米アリゾナ州立大学教授。前豪マッコリー大学自然哲学教授。宇宙論と量子物理に関するポピュラーサイエンスの本を30冊以上書いている。科学の伝達者としての才能が認められ、イギリスにおいては、2001年の物理学会ケルビン・メダル、2002年の王立協会ファラデー賞を受賞している。オーストラリアでは、アドバンス・オーストラリア賞を1回、エウレカ賞を2回受けている。また、科学が持つより深い意味への貢献に対して、1995年にテンプルトン賞を受賞した。ロンドン大学で博士号を取得し、ケンブリッジ大学、ロンドン大学、ニューカッスル・アポン・タイン大学、アデレード大学で研究職に就いたのち、シドニーのマッコリー大学でのオーストラリア宇宙生物学センターの設立に協力した。現在は、アメリカ在住で、アリゾナ州立大学に勤務する

吉田三知世[ヨシダミチヨ]
京都市生まれ。京都大学理学部物理系卒業。英日・日英の翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiyu

6
読み進めて結構ワクワクするところがあった。TVをみるとビッグバンがまさしく爆発のイメージとして示されてあったので、もしそうならいわば鏡面像的に別の宇宙も生じていたかもしれない、もしかしたらとさらに読み進めた。しかし、ちょっと自分にはそぐわなかったというのが本音。どこまでが現実路線で、SF的というか、ちょっと哲学的というか混乱したというのが実際かな。2017/07/21

shinano

5
物理学(理論物理・宇宙物理)の知識と経験を背景に、哲学(自然哲学)の考察を盛り込んで、私たちの宇宙は生物に適した(私たちが誕生し宇宙を観測し理解しようとしている状況でいられる)条件なのは何故かという本題はよくわかりました。物理学では回答できない「では何故そのような自然定数でなければならない?」などの哲学的な問いを多々取り上げ、最新神学での解釈まで紹介して、頭の中が『初期宇宙のごた混ぜ状態』の様になりました。一般向けには論旨を広げすぎの様に思えます。永久インフレーション・多宇宙論での人間原理は初見でした2010/04/29

takao

3
ふむ2024/04/16

塩崎ツトム

3
……うん、SFのネタ探しにはうってつけなんじゃないかな。筆者もその点を行間(笑)でほのめかしている。(※マトモな科学読み物でした)2014/03/05

rotte

1
ビックバンの時点から、順を追って空間、時間、物質、天体、そして生命、心、精神が宇宙に誕生したのは、単なる偶然の自然の成り行きではなく、まだ解明されていないが何からの目的や意図によるものであるという筆者の主張に賛同した。2021/03/03

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