内容説明
電話ができる、メールもできる、携帯電話の仕組みを解説。10年後も通用する“基本”を身につけよう。
目次
第1章 「携帯電話」とは何だろう
第2章 携帯電話端末と無線基地局を無線でつなぐ―CDMAの不思議な仕組み
第3章 無線基地局を抜けてコア・ネットへ―相手の位置を見つけてつなぐ
第4章 電波で高速にデータを送る―確実に速く届ける工夫
第5章 IPネットを抜けてインターネットへ―ゲートウエイ経由でメールとWebアクセス
第6章 携帯電話を便利にする付加機能―国際ローミング、FMC、位置情報、番号ポータビリティ
著者等紹介
中嶋信生[ナカジマノブオ]
1947年生まれ。1972年に東北大学大学院工学研究科修士課程を修了し、日本電信電話公社(現NTT)へ入社。1992年までNTT横須賀電気通信研究所でミリ波回路、アンテナ、移動通信方式の研究開発に従事した。その後、NTT移動通信網株式会社(現NTTドコモ)の分社化にともない同社へ転籍し、PDC方式およびW‐CDMA方式の開発を推進。1998年に同社取締役、ワイヤレス研究所長として、第4世代携帯電話方式の研究を推進した。2000年に電気通信大学人間コミュニケーション学科教授。2004年同学共同研究センター長。2007年同学先端ワイヤレスコミュニケーション研究センター長。電子情報通信学会、IEEE会員
有田武美[アリタタケミ]
1943年生まれ。1969年に東京工業大学大学院理工学研究科修士課程を修了し、日本電信電話公社(現NTT)へ入社。1992年までNTT武蔵野電気通信研究所で交換システムの研究・開発に従事するなか、第2世代携帯電話のPDCシステムの交換機(ハードウエア)の開発を担当。その後NTTアドバンステクノロジにて各種システムを設計・開発。途中1998年~2002年に通信・放送機構(TAO)へ出向し、「Wireless1394」の開発・標準化に従事した。2004年からは株式会社中川研究所・慶応義塾大学で可視光通信の研究・開発に従事している。電子情報通信学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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