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セキュリティはなぜやぶられたのか

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  • サイズ A5判/ページ数 441p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822283100
  • NDC分類 369.3
  • Cコード C3055

内容説明

テロ、ハイジャック、カード犯罪、ネット犯罪―現代社会にひそむ脅威への賢い防御とは。『暗号の秘密とウソ』の著者、待望の最新刊。

目次

第1部 賢明なセキュリティ(トレードオフのないセキュリティはない;トレードオフは主観的である;力関係と思惑がセキュリティトレードオフを左右する)
第2部 セキュリティの仕組み(システムに機能不全はつきもの;敵を知る;攻撃者は楽器をかえても曲はかえない ほか)
第3部 セキュリティというゲームの戦い方(セキュリティに関する交渉;セキュリティのベールをはがす)

著者等紹介

シュナイアー,ブルース[シュナイアー,ブルース][Schneier,Bruce]
BTカウンターペイン社の創業者兼CTO。暗号学者であり、コンピュータセキュリティの世界的権威。共同開発した「Twofish」は、米国立標準技術研究所(NIST)が推進するAESプロジェクトで次世代暗号アルゴリズムの最終候補となった。ネットワーク社会のコンピュータセキュリティの問題に迫った『Secrets and Lies』(邦題『暗号の秘密とウソ』翔泳社)で広く知られ、日本にも多くのファンをもつ。New York Times、Forbes、Wiredなどでも鋭いセキュリティ論を展開する。毎月、Crypto‐Gramというニュースレターを発行

井口耕二[イノクチコウジ]
1959年生まれ、東京大学工学部卒、米国オハイオ州立大学大学院修士課程修了。大手石油会社勤務をへて、1998年、技術・実務翻訳者として独立。翻訳者としての多忙な毎日をぬって、プロ翻訳者の情報交換サイト「翻訳フォーラム」を友人と主宰したり、翻訳関係のセミナーやブログで情報提供を行うなど、多方面で積極的に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

5
サイバー関連を連想する邦題だが(原題はBeyond Fear)、著者はセキュリティ技術を厳密にするよりリスクを減らす経済面を重視する(ハイジャックでは、空港のセキュリティが厳重でも、チェック時の人の列に新たなテロのリスクが生じるのでリスクゼロ=飛行機を飛ばさない設定も検討される)。一方リスクは主観的でメディアが煽るゆえに、必要コスト等客観的評価を設定する必要がある。著者は、守るべき資産とそのリスク、対策によるリスク低下/増大の予測、コストと付随するトレードオフの5段階を、様々なケースを挙げてチェックする。2018/05/12

オブ犬

2
セキュリティに関する基本的な概念を実際のセキュリティ問題に絡めたりして説明してくれる。「完璧なセキュリティなど存在しない」「セキュリティには必ずトレードオフがある」など、非常に現実的な話なので説得力がある。目からうろこの話が多く、かなり面白かった。2013/05/06

ubiy

2
セキュリティを広い視点で捉え,説明した本.セキュリティに完璧なものなどなく,全てはリスクのトレードオフの問題なのである.セキュリティの概念が一般的にわかりやすく書かれているので,多くの人におすすめできる一冊.2010/09/02

ryo511

1
Beyond Fear。「セキュリティとはトレードオフのことである」という言葉に納得できる人なら読む必要はない。が、具体的な話で面白いものが多いので、「そんなの当たり前だろ」って人でも楽しめる。「技術よりも人が重要」という話と、その際に用いている「剛性と靭性」という概念には感銘を受けた。A2012/11/05

そらパパ

0
守るべき資産は何か その資産はどのようなリスクにさらされているのか セキュリティ対策によって、リスクはどれだけ低下するのか セキュリティ対策によって、どのようなリスクがもたらされるか 対策にはどれほどのコストとどのようなトレードオフが付随するか2017/05/03

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