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物理学の未来

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  • サイズ A5判/ページ数 333p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822282813
  • NDC分類 420.4
  • Cコード C0042

内容説明

ノーベル物理学賞受賞者が語る現代物理学の美しくも不思議な世界!創発主義による研究でこそ汲めども尽きない発見。

目次

フロンティアの法則
不確実性とともに生きる
ニュートンの山
水、氷、水蒸気
シュレーディンガーの猫
量子コンピュータ
ヴァン・クリッチング
ディナーの席で解いた
核家族
時空の織物
ボーブルのカーニバル
保護のダークサイド
生命の原理
宇宙戦士
陽の当たるピクニックテーブル
創発の時代

著者等紹介

ラフリン,ロバート・B.[ラフリン,ロバートB.][Laughlin,Robert B.]
スタンフォード大学物理学科教授。2006年7月まで韓国科学技術院総長を兼ねる。分数量子ホール効果を初めて理論的に説明したことにより、1998年ノーベル物理学賞を共同受賞。2002年には東北大学金属材料研究所に長期滞在して共同研究を進めたり、毎年各種シンポジウムで基調講演をするなど、日本を度々訪れている。1950年生まれ。カリフォルニア大学バークレー校を卒業後、ベトナム戦争への従軍を経て、1974年にはマサチューセッツ工科大学の大学院に進学。その後ベル研究所に就職し、量子ホール効果を理論的に解析したことにより、理論物理学者にしては遅咲きで学界の注目を集めることになる。そしてローレンス・リヴァモア国立研究所に移ったあと、シュテルマーとツーイの書いた分数量子ホール効果発見の論文を読むやいなや、それを説明する理論を即座に思いつき、これが結果的に、1998年のノーベル物理学賞共同受賞につながっていく。その後スタンフォード大学に移り、現在に至るまで、分数量子ホール効果の他に、高温超伝導体や凝縮体の理論的研究などにも携わっている

水谷淳[ミズタニジュン]
翻訳家。東京大学理学部卒業。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ykoro

1
複雑系を中心とした還元主義で解決できない問題への示唆に富んだ内容だった。ただし、かなり、この分野の知識が前提になっていて、省略されている内容も多く、どこまで、本質的に理解できたか?巻末の参考文献も豊富で、この分野の勉強にはうってつけ。書き方が、エッセイてきなので、系統的に学習するというよりは、息抜きのつもりで、これまでの知識を整理、レビューする感じ。2012/04/24

さーど

0
”法則から集団的振る舞いが生まれるという神話は、現実問題として完全に時代遅れである” ”法則の方が集団的振る舞いから生じるのだ” 今流行り(?)の、系のスケールと相転移の関係について少し理解が深まった気がする2015/10/31

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