内容説明
集合、無限、確率を手なずける数学的思考法の世界。真理を追究してきた数学者を通して見た数学的論理。2005年米PEN(国際ペンクラブの米国支部)ノンフィクション新人賞最終ノミネート。ユークリッドからカントール、ゲーデルまで数学者の軌跡の物語。
目次
第1部 論理(知識探求小学校―論理と証明入門;ヘススの説得―ピュタゴラスの定理は成り立つか;単純で明快な真理―数学における直感と信条の役割 ほか)
第2部 無限(エヴァンの洞察―無限大まで数える;エーゲ海のめぐりあい―有限が無限に出会う;トロイのスーパーマン、ジンドー―ゼノンの運動の逆説 ほか)
第3部 現実(ひとつかみの碁石―数学は本当に現実を映しているか;ローヤルフラッシュができるのは誰か―確率で予測する;6のぞろ目、1のぞろ目―大数の法則 ほか)
付録
著者等紹介
メイザー,ジョセフ[メイザー,ジョセフ][Mazur,Joseph]
アメリカ・マサチューセッツ州にあるマールボロ大学の数学教授。数学、数学史、数学思想について、教えている。微積分などの教育用のソフトウェアも作成している
松浦俊輔[マツウラシュンスケ]
翻訳家。名古屋学芸大学非常勤講師など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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