要求開発―価値ある要求を導き出すプロセスとモデリング

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  • サイズ A5判/ページ数 269p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784822282684
  • NDC分類 007.61
  • Cコード C3055

目次

第1章 要求開発とは(要求は開発するものである)
第2章 プロセス編(プロセスキャビネット;プロセスセルと標準プロセスセルフロー ほか)
第3章 モデリング編(モデルと要求開発;Openthologyの標準的なモデリング手法(1)BSC戦略マップ ほか)
第4章 実践ビジネスモデリング(ケーススタディ:ReDA家具における要求開発;準備フェーズ ほか)
第5章 要求開発を「絵に描いた餅」に終わらせないために(Openthologyに魂を入れる45のポイント;要件(1)初期の混沌とした状況を素早く乗り切る ほか)

著者等紹介

山岸耕二[ヤマギシコウジ]
要求開発アライアンス理事長。(株)豆蔵代表取締役副社長。技術士(情報処理)。オブジェクト指向技術などソフトウエア工学技術を適用したシステム開発や方法論の導入など、一貫して技術を中核とするビジネス創出に携わる。ビジネスモデリング研究会創設以来、推進メンバーとして要求開発アライアンス立上げに参画

安井昌男[ヤスイマサオ]
要求開発アライアンス理事。某ユーザー企業の情報システム部門でシステム開発の技術指導を担当。2000年ころよりオブジェクト指向によるシステム開発に舵を切り始め、やがてビジネスモデリングの重要性に気がつく。2002年より要求開発アライアンスの前身であるビジネスモデリング研究会に参加。現在に至る

萩本順三[ハギモトジュンゾウ]
要求開発アライアンス理事。(株)豆蔵取締役。総務省行政管理局技術顧問。前社では、オブジェクト指向方法論Dropの開発と普及、分散オブジェクト技術HORBのオープンソースプロジェクトの開発リーダーとしてHORB v2.xの開発を手がける。豆蔵では、取締役業務のほか、要求開発方法論の策定、および要求開発コンサルティングに従事する

河野正幸[カワノマサユキ]
要求開発アライアンス理事。ウルシステムズ株式会社にて、主に製造業の顧客を中心にビジネスモデリング、アジャイル開発、オブジェクト指向技術のコンサルティングを実施している

野田伊佐夫[ノダイサオ]
要求開発アライアンス/クラブネクスト主宰。某ユーザー企業の情報システム部門で基幹業務システムの開発を担当。2002年より要求開発アライアンスの前身であるビジネスモデリング研究会に参加。要求開発のコンセプトとOpenthologyに惚れ込み、推進メンバーのひとりとして、業界への普及を目指す。2005年7月より若手会クラブネクストを主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

茶幸才斎

1
情報システムは「要求」を元に開発される。だが、情報システムが担うべき「要求」もまた、初めからあるのでなく、ビジネス上の戦略や課題を元に、目的と目標の設定、業務のAsIsの可視化、ToBoの設計、システム化範囲の定義という段階を経て「開発」されるべきもの、という主張の元に、「要求開発」を行うためのフレームワークを提示し解説している。いわゆる超上流工程の重要性はスクラッチ開発では理解できるが、パッケージ導入の場合、せっかく定義したToBeモデルに得てしてこれが合わない。このジレンマはどう解消すべきなのだろう。2012/09/22

Hirotaka Nishimiya

0
いわゆるSIの要件定義フェーズの本だが、要求とはすでに存在しておりそれを可視化するだけというわけでなく、業務とITとのインタラクションにより開発するものだという文句に惹かれ、製品開発にも活かせるかと思い久々に地に足のついた本を。しかし内容は10年前の本ですでに時代を感じる、内容はPMBOKのような体系化とよく聞かれる内容が多くあまり面白い内容はなく残念。むしろエンタープライズ系製品開発に関しては参考にできる文献が乏しいということが分かったことが一番の収穫か。2017/01/22

夢読み

0
要求は、単に顧客からの要望を指すのではなく、経営層から現場までの各レイヤーの価値連鎖に基づくものと理解した。方法論としては、自分のおかれてる立場からはちょっと重厚過ぎるかな。雑多な要望をどのようにアンサンブルしていくのかに興味があったのだが、そう言う観点の言及はなかった。ここは、モデリングを実践しつつ、自前で考えていこうかな。2016/06/22

kuma-kichi

0
要求は、「定義」する前に「開発」する、という言葉が改めて腑に落ちた。読み応えがあったが、その価値あり。これは、買いの本だな。2014/01/13

shinya131

0
情報システム部門が情報システムのことだけを考えているようではイカンのだな。と、あらためて思った。「情報システムは、それ単体では無く、人間の業務活動と相互作用する一体化した業務プロセスとしてデザインされ、全体でビジネス価値の向上を目的とするべき」という言葉に共感した。 2011/04/24

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