オブジェクト志向でなぜつくるのか―知っておきたいプログラミング、UML、設計の基礎知識

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  • サイズ A5判/ページ数 317p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784822281953
  • NDC分類 007.61
  • Cコード C3055

内容説明

本書では、オブジェクト指向と呼ばれる技術が何(what)であって、なぜ必要なのか(why)を説明する。具体的には、オブジェクト指向技術全体の見取り図を示したうえで、そこに含まれる各種の技術、すなわちJava、UML、フレームワーク、デザインパターン、モデリング、アジャイル開発プロセスなどの位置づけを明確にする。そして個々の技術をたんに紹介するだけでなく、それらが登場した理由や背景についても説明する。

目次

オブジェクト指向はソフトウェア開発を楽にする技術
オブジェクト指向と現実世界は大違い
3章 OOPを理解する近道はプログラミング言語の歴史にあり
OOPは無駄を省いて整理整頓するプログラミング技術
メモリの仕組みの理解はプログラムのたしなみ
OOPがもたらしたソフトウエアとアイデアの再利用
汎用の整理術に化けたオブジェクト指向
UMLは形のないソフトウエアを見る道具
現実世界とソフトウェアのギャップを埋めるモデリング
擬人化して役割分担させるオブジェクト指向設計
オブジェクト指向から生まれた柔軟な開発プロセス
オブジェクト指向を使いこなそう

著者等紹介

平沢章[ヒラサワアキラ]
1961年生まれ。ウルシステムズ株式会社勤務
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

vinlandmbit

28
ソフトウェア、ハードウェアに区切らず、プログラミング力を改めて強化していくにあたり、久々に再読。今や基本となったオブジェクト指向を特定の言語に限定せずに捉える点で改めて参考となりました。2022/09/08

kaida6213

24
「オブジェクト指向を使うと現実世界をそのままプログラミング出来る」、そんな訳ありません。という口上から入り、プログラミング技術としての側面(OOP)と整理術としての側面に分けて、それぞれオブジェクト指向とは何ぞや、を分かり易く説明してくれる。 構造化プログラミングでは、①サブルーチン単位での再利用しか出来ない、②グローバル変数、という問題がありこれらを解決&さらに再利用性を高めるためにオブジェクト指向は進化してきた、という説明にとても納得。 2015/05/10

またの名

7
専門技術的な要請からではなく、名前だけ似てるオブジェクト指向存在論との関連を掴むための読書。現代哲学でやたら宣伝されている新しい実在論の流れはすべてのモノの存在を強調するけど、極端な抽象化と比喩のせいで横行したなんでもオブジェクト症候群を警戒する本書は、拡大解釈されてしまうことにつながる過剰な表現を批判。ハーマンあたりは哲学におけるメタファーの使用を讃えてたのでそんな批判どこ吹く風かもしれない。単純な機械語から→アセンブリ言語→高級言語→…と発展する中で、オブジェクト指向も過去の古層の一つになるだろうか。2017/07/01

Thinking_sketch_book

6
★★★★☆ 分かりやすく、読んでいて飽きづらい本です。題の通りオブジェクト指向が分からないというよりは、なぜオブジェクト指向なのか分からない人向けの本です。シンプルな説明でソフト経験が少ない人でも納得しながら読む事ができました。章末の確認項目も分かりやすくて良いですね。2013/02/20

Matsumouchakun

1
プログラミングが先人の知恵を継承して発展してきたことがよくわかる。確かに最初のコンパイラが何でつくられたか考えると機械語以外にないよね。2023/08/11

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