出版社内容情報
コンピュータ科学の究極の教科書として定評の名著が全面改訂。実例や最新動向、 WWW連携など新機軸で一層の充実、待望の第2版登場。
豊富で精緻な図版、2色刷り のビジュアルな構成。コンピュータの基本をわかりやすく解説。世界中の読者が認めるNo.1のテキスト、全米そして日本の各大学も続々と教科書採用。
■Original Title:Computer Organization and Design, Second Edition
(1999年5月17日発行)
著者紹介
ジョン・L・ヘネシー(John L. Hennessy)
スタンフォード大学教授。最適化コンパイラ技術を専攻し、1977年より同大学。現
在は工学部長。1981年、スタンフォード大学のグループを率いてMIPSプロジェクトに
着手。1984年に同プロジェクトを完成させた後、1年間大学を休職、MIPSプロセッサ
製品化のためMIPS Computer Systems社の設立に参画。RISC技術の先駆的業績に対し
、IEEEより賞を受賞。現在の主な研究分野は並列プロセッサの設計および実用化技法
。最近の成果では、分散共有記憶型のDASHマルチプロセッサ・アーキテクチャの開発
が挙げられる。全米工学アカデミー会員で、IEEEとAAASのフェロー。
デイビッド・A・パターソン(David A. Patterson)
カリフォルニア大学バークレー校教授。1977年より同大学でコンピュータ・アーキ
テクチャの教育に携わる。コンピュータ教育分野での貢献に対しACM、IEEEなどより
受賞多数。バークレー校で世界初のVLSI RISCプロセッサであるRISC I の設計・実現
プロジェクトを指揮。このプロセッサが数多くの会社に採用されたSPARCアーキテク
チャの基礎になった。また、高性能の記憶・入出力システムを実現するRAIDプロジェ
クトも指揮し。こうしたプロジェクトに対し、ACMより3つの賞を受賞。現在はインテ
リジェントDRAMを使用した新型マルチプロセッサについて研究中。全米工学アカデミ
ー会員で、IEEEとACMのフェロー。
目 次 [上巻]
序文
オンラインでアクセスできる本書の関連資料
まえがき
1 コンピュータの概念構成とテクノロジ
1.1 はじめに
1.2 プログラムの裏側
1.3 コンピュータの内部
1.4 集積回路:技術革新のエネルギ源
1.5 実例:Pentiumチップの製造
1.6 誤信と落とし穴
1.7 おわりに
1.8 歴史展望と参考文献
1.9 主な用語
1.10 演習問題
2 性能の役割
2.1 はじめに
2.2 性能の測定
2.3 測定基準同士の関係
2.4 性能評価用のプログラムの選定
2.5 性能の比較とまとめ方
2.6 実例:SPEC95ベンチマークおよび最近のプロセッサの性能
2.7 誤信と落とし穴
2.8 おわりに
2.9 歴史展望と参考文献
2.10 主な用語
2.11 演習問題 82
3 命令:マシンの言葉
3.1 はじめに
3.2 コンピュータ・ハードウエアの演算
3.3 コンピュータ・ハードウエアのオペランド
3.4 コンピュータ内での命令の表現
3.5 条件判定用の命令
3.6 コンピュータ・ハードウエア内での手続きのサポート
3.7 数値を超えて
3.8 MIPSのその他のアドレシング方式
3.9 プログラムの起動
3.10 包括的な例題解説
3.11 配列とポインタの対比
3.12 実例:PowerPCと80×86の命令
3.13 誤信と落とし穴
3.14 おわりに
3.15 歴史展望と参考文献
3.16 主な用語
3.17 演習問題
4 コンピュータにおける算術論理演算
4.1 はじめに
4.2 負の数
4.3 加算と減算
4.4 論理演算
4.5 算術論理演算ユニットの作成
4.6 乗算
4.7 除算
4.8 浮動小数点演算
4.9 実例:PowerPCおよび80x86における浮動小数点演算
4.10 誤信と落とし穴
4.11 おわりに
4.12 歴史展望と参考文献
4.13 主な用語
4.14 演習問題
5 プロセッサ:データパスと制御
5.1 はじめに
5.2 データパスの構築
5.3 「単純な」データパスの構築
5.4 マルチサイクルを用いた実現方式
5.5 マイクロプログラミング:制御設計の単純化
5.6 例外
5.7 実例:Pentium Proの実現方式
5.8 誤信と落とし穴
5.9 おわりに
5.10 歴史展望と参考文献
5.11 主な用語
巻末資料
用語集
索引
根本事項のまとめ
MIPSのアセンブリ言語と機械語のまとめ
内容説明
コンピュータの仕組みとは?世界の読者が認めたNo.1の教科書が内容一新,待望の第2版登場。
感想・レビュー
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