• ポイントキャンペーン

トンデモ“IT契約”に騙されるな

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 222p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784822262785
  • NDC分類 007.61
  • Cコード C3055

内容説明

システム開発/運用委託で後悔しない77のチェックポイント。経済産業省策定・公表「情報システム・モデル取引・契約書」(抜粋版)付き。

目次

ベンダー任せの契約は危険がいっぱい!―キーワード解説:適用、準用
契約は「細切れ」にしない―キーワード解説:瑕疵担保責任
「基本契約」でトラブルの芽を摘む―キーワード解説:債権・債務
知っておきたい善管注意義務―キーワード解説:法律行為、事実行為
瑕疵担保責任の期間設定に注意―キーワード解説:債務不履行
知っておきたい民法・商法の原則―キーワード解説:相当因果関係
よくある「損害賠償」の誤解―キーワード解説:故意、過失、重過失
著作権の帰属は紛争のもと―キーワード解説:無効、取消し
事前合意済み条文に注意―キーワード解説:裁判
リスク回避条項は外しておく―キーワード解説:典型契約、非典型契約〔ほか〕

著者等紹介

上山浩[カミヤマヒロシ]
日比谷パーク法律事務所パートナー。弁護士/弁理士。1981年3月、京都大学理学部卒業。同年4月、富士通入社。大型汎用機用オペレーティングシステムの企画・設計などに携わる。1990年4月、野村総合研究所に転職。98年10月、司法試験合格。2000年10月、弁護士/弁理士登録。03年2月、日比谷パーク法律事務所に入所。経済産業省「情報システムの信頼性向上のための取引慣行・契約に関する研究会」タスクフォース委員長(06年~07年)を務め、同省のモデル取引・契約書の策定に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

牧神の午後

10
まぁ諸悪の根源はIT業界が未成熟すぎて、疑心暗鬼の騙しあいなところにあるのだと思う。本書はユーザー企業側の立場で書かれているのだけど、実際のところ、ベンダーはベンダーの理屈・リスクがあって、たとえば損害賠償条項を制限しようとしたり、著作権を留保しようとしているのだから。そして一番厄介なのは、ベンダーの開発担当、営業担当は法律の素人でユーザはシステムにも法律にも素人の場合が多く、さらに「法律?ヤヤコシそうなんで判りません、判る気もありません」な人間が多すぎること。これじゃ法律手続がうまくいくはずもない。2014/04/21

butako

2
煽り気味のタイトルだけと、中身は真剣。IT業界で法的にもめそうなところは一通り網羅してそう。スタンス的にはユーザ企業がベンダーにやられないように、っていう立場だけどベンダー側から見ても普通に役立つ。良書。2016/07/03

hori-chan

2
よくある契約がユーザー目線で書かれており、ハッとさせられる。2015/12/27

pb_lack

1
ユーザー側からのIT契約で注意点がわりと基本的な概念も交えてエピソード的に説明されるので、契約にまつわるイメージがつかみやすい。特に損害賠償のところは、損害の範囲等について思い当たらないところもあったのですごく参考になった。『ユーザを成功に導くシステム開発契約』とあわせてよむといいかも。あと、著作権の帰属は原則として委託者側に、というところはあくまでも「ビジネス上」の話ということでいいのだろうか。2013/09/03

トッキー

1
ユーザーの立場からみると理不尽とも思える内容の契約が横行する業界のようである。この本は予防司法の見地から、そうした実務に警鐘を鳴らしている。でも、ユーザーがどんなシステムを作りたいかちゃんと考えないで、ベンダーに丸投げしているような例も多いと聞く。それなら、後で文句言っても始まらないよ。何のために契約を交わすか考えないと!著者のような味方がいるからといって、これまで通りのお任せでは泣き寝入りだよ、と一言言ってあげたい。2013/06/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6811376
  • ご注意事項