• ポイントキャンペーン

10万年の未来地球史―気候、地形、生命はどうなるか?

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 446p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822249328
  • NDC分類 451.35
  • Cコード C0040

出版社内容情報


人類の誕生から10万年―。
これから未来の10万年はどのような地球になるのだろうか?

17世紀から始まった人間の産業活動により、
地球は「人類世」の時代に突入した。
化石燃料を利用することで生じた二酸化炭素が気候や生態系に
及ぼす影響はもはや無視できない。

人類は、次の氷河期の到来を阻止してしまった!

気鋭の環境史学者が、太古の地層を調べてわかった
「超温暖化」の実態を描く。

地球環境を10万年のタイムスパンで論じる画期的な書物。

内容説明

人類は氷河期の到来を阻止してしまった。気鋭の環境史学者が太古の地層を調べてわかった超温暖化の実態。

目次

1章 氷河を止める
2章 地球温暖化をこえて
3章 最後の大いなる解氷
4章 超温室のなかの生命
5章 未来の化石
6章 酸の海
7章 上昇する海
8章 氷の消えた北極
9章 グリーンランドの緑化
10章 熱帯はどうなる?
11章 故郷へ

著者等紹介

ステージャ,カート[ステージャ,カート][Stager,Curt]
生態学者、古気候学者、サイエンスライター。デューク大学で生物学と地学の博士号を取得。『サイエンス』をはじめとする主流科学誌に生物学や地学に関連した数十編の論文を執筆し、『ナショナル・ジオグラフィック』のような一般向け雑誌にも寄稿する。ニューヨーク州北部のアディロンダック山脈にあるポールスミスズ大学で教えているほか、メイン大学気候変動研究所で研究員のポストを持ち、アフリカや南米、極地方の長期気候史を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

3
5万円後に氷河期が来るか(41ページ)? sustainableというときに、どの子孫に焦点を絞って対策するのか、全く違ってくるのだろう(46ページ)。温暖化は現世代は人口増加と資源枯渇と共に切迫感を払拭できないが、これも海洋循環と同様、循環している長いスパンでとらえれば、たまたま温かくなっているのが今なだけか。頭の中が氷河期にならないように柔軟に推計を謙虚に学ぶとよいか。ホッキョクグマは3分の2がカナダで生息(240ページ)。氷融ければ生きれないだろうな。陸続きだからグリーンランドには人がいるのだろう。2013/01/21

takao

1
地球温暖化の影響は数万年に及ぶ。氷河の融解。海水の酸性化による生物への影響(石灰質が溶けるため)がある。また、温度が高い方が溶解度が小さいため、二酸化炭素の増加→温暖化→二酸化炭素の放出、という正のフィードバックに陥るおそれがある。熱帯では、寒冷期に乾燥、温暖期に湿潤という一般的傾向があるが、局所的は例外もある(どう影響するかわからない)。 次の氷河期は西暦5万頃なので、その頃に人類のために、化石燃料を取って置かなければならない。 ☆筆者は、生態学者、古気候学者であり、久しぶりに読むべき本に出会った感じ2018/09/25

ryooyr

1
環境の変化を、人による炭素汚染の影響から長いスパンで見ていく。よくあるハルマゲドン的な予想絵図ではなく、いわゆる地球温暖化にはマイナスだけでなくプラスもあること、炭素汚染の影響は少しずつ万年という長さで起き、更に時間をかけて消えて行くことが書いてある。そして人が何しようが環境は変化していくことも。一番良かったのはエピローグで、私は生態系が崩壊するからどうのこうのという話には共感できないが、未来の人が気候調整の手段として化石燃料を使うため、今代替えエネルギーを見つけるべきという主張は共感できた。2012/12/12

ぼのまり

0
地球温暖化による海面上昇、氷のない北極、緑化するグリーンランドなど予測される地球の姿を描く。全てが人類のせいではないかもしれないが、きっかけの一端は確実に我々が握っている。地球にとって人類は必要?そんなことも考えてしまいます。2013/04/09

kozawa

0
「CO2等による地球温暖化」を支持する立場に分類はされる環境史学者の丁寧な未来予想。しかし、地球全体の平均気温は予測できたとして特定の地点の状態はそう簡単でもないしまだまだ過去研究もシミュレーション技術も気象メカニズムも研究の余地多々的な。2013/03/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5640109
  • ご注意事項