グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ

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グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ

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  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822248529
  • NDC分類 675
  • Cコード C0034

内容説明

ライブは録音OK、音楽は無料で聴き放題。それなのに年間5000万ドルも稼ぐ。40年前からフリーもシェアも実践するヒッピーバンド、それはフリーでシェアでラヴ&ピースな21世紀のビジネスモデル。

目次

1 THE BAND(ユニークなビジネスモデルをつくろう;忘れられない名前をつけよう;バラエティに富んだチームを作ろう ほか)
2 THE FANS(変わり者でいいじゃないか;ファンを「冒険の旅」に連れ出そう;最前列の席はファンにあげよう ほか)
3 THE BUSINESS(中間業者を排除しよう;コンテンツを無料で提供しよう;広まりやすくしよう ほか)

著者等紹介

ハリガン,ブライアン[ハリガン,ブライアン][Halligan,Brian]
ハブスポット社(HubSpot)の共同創業者でCEO。マサチューセッツ工科大学のアントレプレナー・イン・レジテンスとして学生に起業について教える。余暇には、いくつかの会社の理事を務め、1922年にアメリカのソフトウェア会社PTCの日本支社を創立するために来日し、大きく成長させた。在日中は東京の等々力に住む

スコット,デイヴィッド・ミーアマン[スコット,デイヴィッドミーアマン][Scott,David Meerman]
ストラテジストでありプロの講演者である。ケニヨン大学卒業で、大学寮で大量のグレイトフル・デッドを聴いた。16才のときに初めて日本を訪問し、京都府宇治で日本人家族と1カ月過ごした楽しい経験が心に深く焼きついた。10年後に再び来日し、ウォール街の経済コンサルティング会社ライトソン・アソシエイツの東京支社を創立する。目的を成功裏に達成した後、米大手新聞ナイトリッダーファイナンシャル部門のアジア地域マーケティング・ディレクターに就任

渡辺由佳里[ワタナベユカリ]
2001年に『ノーティアーズ』で小説新潮長篇新人賞受賞。小説、短編、現代詩、エッセイ、ルポの執筆に加え、翻訳、洋書の紹介、読書教育プログラムなども手がける

糸井重里[イトイシゲサト]
1948年生まれ。コピーライター。「ほぼ日刊イトイ新聞」主宰。広告、作詞、ゲーム製作など多彩な分野で活躍。1998年にウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を開設し同サイトの活動に全力を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

21
音源の録音自由等、誰もそれをしないだろうという時に、リスクを取って実施したからこそ成功出来たのだろうなと思います。通常のミュージシャンがアルバムを売る為にライブを開催するのに対してグレイトフルデッドはライブをする為にアルバムを売ります。正に当時の価値観と逆の事を意図的にせよ、そうでないにせよする事で、熱狂的なファンを獲得し息の長いマーケットを創造していく所に凄さが有ります。2015/08/10

バズリクソンズ

19
このバンドの結成が1965年。その当時からライブでは観客に録音させ放題で自身のレコードの売り上げが伸びないのではと思うのは杞憂。音楽業界の常識を逆手に取りデッドヘッズなる熱烈なファン層の獲得。グッズにすら行商人にライセンス料を払えば商売をさせたりとデッドの所属レーベルの寛大さに驚きを隠せない。日本とアメリカの契約の差も知れて面白い。マーケティングと言う観点からのデッドの考察は確かに時代を先駆けた内容で納得のいく説明だがグレイトフルデッドというバンドが創り出す音楽が万人の心を掴む程卓越していた事が一番の理由2023/04/23

gotomegu

13
本の装丁が好き。糸井重里がやたら推していたので出版当時から気になっていたものの、なんだかタイミングがあわなかったのよね。メルカリでハードカバーを購入して読んだ。作品をフリーにして共有してもらうのは、西野亮廣が絵本でやった戦略だ。録音OK、友人と音源共有OKとか、コミュニティの作り方や、ファンとのつながり方など、売らんかな主義の「マーケティング」ではなくて、ただただファンを大切にした結果な気がする。今は当たり前のことも、当時は異端だったんだろう。時代があとからついてくる好例。2020/12/03

kubottar

10
ステルスマーケティング、いわゆるステマが流行っている今だからこそ読んで欲しい。グレイトフル・デッドというワードでプロシュート兄貴を思い浮かべる私ですが、表紙から引力を感じたので手にとりました。内容はマーケティング初心者向けで文字も大きく読みやすい。録音OKのライブをかなり昔にやっていただけに驚く。コミュニティをつくること、そしてファンを大切にすること。基本中の基本を何十年もやれたのは、バンド活動という一番好きなことを情熱を持って行えたからだということがわかりました。2012/01/20

ころぶ

8
グレイトフルデッドの歴史とヒッピー文化の継承より生まれたビジネス手法と、現代のネットを中心としたオープンソースやシェアの考え方による新ビジネスに類似点が多いと紹介した本。「『マーケティングを学ぶ』は言い過ぎなんじゃないかなぁ」と結論付けたかったが、第三章の後半は学ぶべき点多しと感じた。それは顧客の創作意欲を飲み込み、巻き込み、顧客のニーズをとことん追求する姿勢では。初音ミクみたい。反体制と自由の象徴であるROCKとビジネスが相容れるなんて認めたくないけど面白かった。2012/02/16

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