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ツバキ城築城記

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  • サイズ A5判/ページ数 215p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822247379
  • NDC分類 526.3
  • Cコード C0052

内容説明

建築・自然についての原理主義者、野蛮ギャルド、フジモリの心意気―もっと植物を!もっと屋根を!君知るや伊刀は大島・ツバキ城フジモリ流“植物の建築化”の粋を見よ。

目次

ナマコ壁決戦
夜明け前の土マンジュウ
一人親方焼酎工場の中味
ピサ→コル→丹下→大島?
下屋のヒミツ
足場パイプ構造の誘惑
なんたって四五度の振り
復活したクリ普請
自力仕上げでクリを究める
ナマコ壁の行方
屋根にもっと植物を
縄文建築団登場!
左官のケリはライト流
縄文建築団、木と格闘!
本丸“草ナマコ”攻防戦
椿咲き、芝は芽吹いて

著者等紹介

藤森照信[フジモリテルノブ]
1946年長野県生まれ。東北大学建築学科卒業。現在、東京大学生産技術研究所教授。主な作品に「神長官守矢史料館」(1991年)、「タンポポハウス」(1995年)、「ニラハウス」(1997年、日本芸術大賞)、「秋野不矩美術館」(1998年)、「熊本県立農業大学校学生寮」(2000年、日本建築学会作品賞)、「高過庵」(2004年)など。著書には『明治の東京計画』(毎日出版文化賞)、『建築探偵の冒険東京篇』(サントリー学芸賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りー

11
“ツバキ城”は伊豆大島にある。施主は大島で造り酒屋を営む、藤森さんの友人。ちなみに、小学生の私が「週刊朝日」で出会った藤森さんは、建築探偵=建築史家だったのだが、今では建築家としても大・大・大好き。どの建物も一度見たら忘れられない物語に満ちている。タンポポハウス(藤森邸)ニラハウス(赤瀬川原平邸)秋野不玖美術館、ねむの木学園・・・この本では、あの不思議な藤森建築がどうやって生まれるのか、依頼が来てから引き渡しまで、スケッチや文章、写真をもとにたどることができる。ウキウキするような秘密を知りたい方は是非。2020/03/06

picopico

0
建築と植物の関係性を改めて考えさせられた本。 屋上緑化をした建物で名建築はあるか?という言葉にハッとした。 多くの建築家にとって植物は邪魔者か利用すべき物であり、パートナーとしては考えていないようである。 一方、藤森さんは植物の建築化を目指しているらしい。自然素材のみを活かすのではなく、殺しながら生かす。植物と手をつなぎ、よきパートナーとしていい建物を生み出してると思う。特に太鼓挽きの話を読んで、そのことを強く感じた。2016/05/06

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