出版社内容情報
外食産業でセイコウした渡邊美樹が、学校、病院、福祉、農業経営に問題のある組織を再生させた記録。
内容説明
学校、病院、老人ホーム、農業そして地球環境―「公」の仕事を救うのは、「官」ではなく、“ありがとう”を大切にする「民」の力です。
目次
第１章 経営力が社会を変える！（自由競争のない社会こそ、実は格差社会ではないですか？；市民の味方、教育委員会は、なぜ教師の保護団体となったのか？公的サービスの従事者こそ、お客さまを畏れ、敬え；私の考える「市場主義」と「競争」とは；理念の共有者としての株主；官≠公の時代、なのです；すべての仕事に理念を持て；「官」支配の行き着く果て；学校の生徒は「お客さま」なのか？；バウチャー制度に託すもの；カンボジアの子どもたちが教えてくれたこと、そしてワタミが支援するＮＰＯ事業）
第２章 経営力が、学校を、病院を、福祉・介護を、農業を、地球環境を変える！（経営力が学校を変える―学校法人郁文館夢学園；経営力が病院を変える―医療法人盈進会岸和田盈進会病院；経営力が老人ホームを変える―ワタミの介護株式会社；経営力が農業・地球環境を変える―株式会社ワタミファームワタミエコロジー株式会社）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジェンダー
34
シンプルで渡邉美樹の考え方がわかりやすく書かれています。きれいごとや愛情だけでは難しいけれど時に割り切ったり、必要は面もあるという事。ただお客さんや学生に対しても一人一人違う人間がいていろんな考えがある。全ての問題に対して一つ一つどうすれば満足してもらえるか問題を放置せずに解決して行こうという考えは素晴らしいと思います。企業に対しても学校に対しても競争は大事だし厳しくするだけではなくどうやったらレベルアップ出来るかという受け皿も用意している。いろんな本を読んでいると厳しい面と優しいも持ち合わせている。2014/08/05
みやしー
2
意外と言ってることはまともだった。時々「あっ、これは」てなるけど 笑2014/06/23
yuhki1216
2
国に対する不満にはちょっと納得できない部分もありますが、ケーススタディには参考になること満載です。★★★★☆2010/10/07
ふぇるけん
2
渡邉さんは日本に誇れる経営者だと実感した。考えていることにすべて賛成ではないのだけど、確固たる信念を貫き、それを実践して正しく利益まで上げるというのは並大抵のことではない。今まで読んだ中でも著者の熱い思いがこもっているように思えた。2010/04/27
復活!! あくびちゃん!
2
この著者は心底純粋な気がする。読んでみて感動しました。でも、本人は知らないと思うが、生徒が裏では『夢オヤジ』と呼んでいるみたいだけど(笑)。2008/11/05
