ウィキノミクス―マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ

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  • サイズ A5判/ページ数 503p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822245870
  • NDC分類 336.1
  • Cコード C0034

出版社内容情報

不特定多数に開かれたもの造りが始まった。「フラット化」の次に来る、真のもの造り革命である。ウィキノミクスの行動原理は四つ――オープン性、ピアリング、共有、グローバルな行動。活発な“事業エコシステム”として数十万(あるいは何百万)ものパートナーが協力するという、今まで夢でしかなかった生産の形態が登場しつつあるのだ。先行するP&G、ボーイング、BMW、レゴ、メルク、IBMはすでにその大きな配当を享受している。
 この潮流の敗者たちは、「単にウェブサイトを立ち上げ」、「囲った“庭園”をつくり」、「自らのみで革新を進め」、「データとソフトウェアを頑なに守ろうとする」。しかし、この大波に乗じる勝者たちのほうは、「活気あるコミュニティを立ち上げ」、「開かれた“広場”をつくり」、「ユーザーを巻き込んで革新に取り組み」、「データとソフトウェアを全世界に公開してみせる」。そして、本当の変革はこれから始まるのだ。

内容説明

不特定多数に開かれたもの造りが始まった。ウィキノミクスの行動原理は四つ―オープン性、ピアリング、共有、グローバルな行動。活発な“事業エコシステム”として数十万(あるいは何百万)ものパートナーが協力するという、今まで夢でしかなかった生産の形態が登場しつつある。先行するP&G、ボーイング、BMW、レゴ、メルク、IBMはすでにその大きな配当を享受している。

目次

第1章 ウィキノミクス―ピアプロダクションの神髄
第2章 嵐のなかの嵐―技術、世界経済、台頭する新世代が一体となり、「価値創造プロセス」を革新する
第3章 ピア開拓者―ソフトウェアは最初の一歩にすぎない
第4章 アイデアゴラ―備えある人材の市場
第5章 プロシューマー―どうぞ自社製品をハッキングしてください!
第6章 新アレクサンドリア人―科学の共有と共有の科学
第7章 参加のプラットフォーム―ステージは世界、主役は自分
第8章 世界工場―地球規模のエコシステムで物を設計し、製造する
第9章 ウィキワークプレイス―人々の力を解放する
第10章 コラボレーションの精神―独創的な考え方の威力
第11章 ウィキノミクス攻略法を作ろう―この本を編集し続けましょう!(みなさんの意見が、ぜひ必要なのです)

著者等紹介

タプスコット,ドン[タプスコット,ドン][Tapscott,Don]
シンクタンク兼戦略コンサルティング会社New ParadigmのCEOとして企業、各国政府を相手に活躍中。長年、情報技術の進展と、ビジネス、経済社会、文化のかかわりを見つめ続けてきた。カナダのトロント大学で教鞭もとっている

ウィリアムズ,アンソニー・D.[ウィリアムズ,アンソニーD.][Williams,Anthony D.]
New Paradigmのリサーチ・ディレクターを務めるイノベーションと知的財産分野のエキスパート。母校のロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで教鞭もとっていた

井口耕二[イノクチコウジ]
1959年生まれ、東京大学工学部卒、米国オハイオ州立大学大学院修士課程修了。大手石油会社勤務を経て、98年、技術・実務翻訳者として独立。翻訳活動の傍らプロ翻訳者の情報交換サイト「翻訳フォーラム」を共同で主催する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よく読む

5
閉鎖的なやり方より、ユーザーが作り上げるコミュニティを大事にするのがウィキノミクスの時代。しかし、2005年出版で内容はすでに古く、当たり前に感じられる。まだ、マイスペースの時代だ。たとえば、外注には、すでにクラウドワークスがあるし、企業は積極的にオープンソースにコミットしている。ublicなAPIを用意することも当たり前になっている。カトリーナリストの話はおもしろかった。これからは、Wikiは当然残るが、AIを使った個別化の時代に入りつつあると個人的に思う2018/01/20

日の光と暁の藍

4
積ん読解消本。ウィキノミクスと著者らが言う時代。「だれもがリーダーシップをとれる新しい経済民主主義の世界が生まれつつある」(P26)。「コラボレーションするか、消え去るかの二者択一」(P54)が我々に降りかかっている。今後の経済は、雇用関係が流動的になり水平性が強まる。また、雇用期間は短くなる。また、生産活動に占めるフリーランサーや個人事業主、また中小企業の割合が大きくなる。小企業がグローバルに行動出来るようになる。アウトソーシングは今やコスト削減ではなく、スピードと革新、知識を手に入れる方法である。2021/02/27

nobinobi

3
10年前の本。マス・コラボレーションについて書かれた本書は、現在の社会を考えていく上でもまだまだ役に立つ。2017/08/18

yasu7777

2
★★★☆☆2018/06/19

takao

1
ふむ2019/10/12

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