出版社内容情報
新聞・雑誌などでも話題の創造論と進化論の最新論争をまとめた1冊。ブッシュ政権下で保守化、右傾化したアメリカの今を知ることが出来るグールドの遺作。
内容説明
2002年他界した進化生物学の巨人S・J・グールドが私たちに遺した21世紀のいま、「宗教」と「科学」が共存するための思考の冒険。
目次
第1章 お定まりの問題(二人のトマスの、ひとつの物語;二人の父親の運命)
第2章 原則的に解決済みの問題(NOMAの定義と擁護;NOMAの例証 ほか)
第3章 対立の歴史的理由(熱烈さの偶発的な根拠;コロンブスと平らな地球―科学と宗教の闘争という誤謬の実例 ほか)
第4章 対立の心理学的な理由(自然は私たちの希望をはぐくむことができるか?;自然の冷水浴とダーウィンのNOMA擁護 ほか)
著者等紹介
グールド,スティーヴン・ジェイ[グールド,スティーヴンジェイ][Gould,Stephen Jay]
1941‐2002。ニューヨーク生まれ。1967年以来、ハーヴァード大学で古生物学、進化生物学などの教鞭をとるかたわら、『ダーウィン以来』にはじまる一連の科学エッセイ集で数多くの読者を得る。2002年5月、2度目の癌との闘病むなしく他界
狩野秀之[カノウヒデユキ]
1963年千葉県生まれ。東京大学教養学部卒業。新聞社勤務のかたわら翻訳業
古谷圭一[フルヤケイイチ]
1934年生まれ。東京理科大学名誉教授、恵泉女学園大学名誉教授。専攻は工業分析化学、技術論、環境論。1960年代から大学キリスト者の会における活動を通じ、世界キリスト教協議会(WCC)の「信仰と科学技術」プロジェクトに1970‐80年代参加。日本キリスト教団早稲田教会所属、大気環境学会倫理委員長
新妻昭夫[ニイズマアキオ]
1949年札幌生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。専攻は動物学、博物学史など。現在恵泉女学園大学教授(園芸文化研究所所長)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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