内容説明
ムダ取り、ジャストインタイムだけじゃないトヨタ生産システムの秘密。驚異の学習する組織がトヨタをグローバル企業に成長させた。
目次
第２部 トヨタウェイのビジネス原理（すべての問題を顕在化させるために目で見る管理を使う；技術を使うなら、実績があり、枯れた、人や工程に役立つ技術だけを利用する；仕事をよく理解し、思想を実行し、他人に教えるリーダーを育成する；会社の考え方に従う卓越した人とチームを育成する；パートナーや部品メーカーの社外ネットワークを尊重し、改善するのを助ける；現地現物を徹底的に理解するように自分の目で確かめる；意思決定はじっくりコンセンサスを得ながら、あらゆる選択肢を十分に検討するが、実行は素早く行う（根回し）
執拗な反省と絶え間ない改善により学習する組織になる）
第３部 トヨタウェイをあなたの会社に適用する（トヨタウェイで設計、サービス組織を変革する方法；トヨタウェイを手本に、自分たちのリーンな学習する企業をつくりあげる）
著者等紹介
ライカー，ジェフリー・Ｋ．［ライカー，ジェフリーＫ．］［Ｌｉｋｅｒ，Ｊｅｆｆｒｅｙ Ｋ．］
ミシガン大学教授。同大学ジャパン・テクノロジーマネジメントプログラムとリーン生産開発プログラムの創設者で、ディレクター。トヨタに関する著作で新郷重夫賞を受賞
稲垣公夫［イナガキキミオ］
ジェイビルサーキットジャパン社長。東京大学工学部卒業、ミシガン大学大学院修士課程修了
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感想・レビュー
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Kiyoshi Utsugi
6
上巻では、第二部として「トヨタウェイのビジネス原理」として全部で14ある原則のうち残りのの８原則と、第三部として「トヨタウェイをあなたの会社に適用する」について書かれています。 この本を読んで、プリウスのハイブリッド・エンジンの中核部品である絶縁ゲート式バイポーラトランジスタ(IGBT)という半導体デバイスを自社開発していたというのを知り、改めてトヨタの強さを知りました。 カンバンや一個流しセルといった手法ではなく、カルチャーや思想の面から解説しているため、自分の中では非常に腹落ちしました。2019/11/08
K.iz
5
良いことを書きすぎの気がしないでもない。個性が強い企業文化は、合う人には天国だが、合わない人には地獄なので。でも読み物として、読み応えがあって面白い。理由は二点。①事例がとても豊富。②事例は主にトヨタが北米で展開した活動の話。それにより、異なる文化の人達の視点で、日本人が気付きにくい価値観まで言及されている。2014/08/31
まめタンク
4
2020年63冊目。上下巻読んで思うのは、トヨタの凄さはレクサスの高級感とかプリウスの環境性能ではなく、人だという事ですね。工事で働く人を人として扱い、皆んなで良い車を効率よく作る上でどうすればいいか考える。よく考えれば、トヨタの過去の経営陣が名経営者か？と問われれば違うと思います。我が社はトヨタ生産方式を採用して効率よく、、と言う会社もありますが、それは車専用の方法ではく、人にフォーカスしたから違う分野や会社でも採用出来るのだも思います。逆に、ホンダ何かは、１人の技術者として社員を扱ってるみたいですね。2020/02/13
mkt
3
トヨタウェイ14の原則（⑧-⑭）⑧技術をつかうなら実績があり枯れた人や工程に役立つ技術だけを利用する⑨仕事をよく理解し、思想を実行し、他人に教えるリーダーを育成する⑩会社の考え方に従う卓越したチームを育成する⑪パートナーや部外メーカーの社外メーカーを尊重し、改善を助ける⑫現地現物を徹底的に理解する様に自分の目で確かめる⑬意思決定はじっくりコンセンサスを得ながらあらゆる選択肢を十分に検討するが実行は素早く行う⑭執拗な反省と絶え間ない改善により学習する組織になる/ 20210624読了 293P 29分 2021/06/24
neigechampagne
0
上巻から継続して読みました。 総じて、アメリカ人から見るとこういう風に見えるのかなという印象ですね。 様々な試行錯誤を経てこれら哲学が生み出されているわけですが、テクノロジーが劇的に変遷していく中でトヨタがどのようになっていくのか興味津々です。2016/11/30
