ベルナール・アルノー、語る―ブランド帝国LVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)を創った男

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822243111
  • NDC分類 335.04
  • Cコード C0095

内容説明

ルイ・ヴィトン、ヘネシー、クリスチャンディオールを筆頭に欧米40以上のブランドを傘下におさめ、年商1兆円を超える世界最強のブランドコングロマリット、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン・グループ。その経営の実権を握る「カリスマ」、ベルナール・アルノー社長がはじめて、自らの生い立ちから、LVMH社の創設に、ブランド買収と再構築、成長の道程、経営戦略と哲学、そして21世紀におけるブランドビジネスのあり方に至るまでを率直に語った。本書は知られざるLVMHグループの姿とアルノー社長の素顔を伝える初の書籍であると同時に、ブランドビジネスの最高のケーススタディ・テキストブックである。巻末に日本進出のLVMHグループ・ブランドのカタログデータを掲載。

目次

序章 高級ブランド品産業をめざして(原著まえがき)
第1章 成功の秘訣
第2章 出会い
第3章 LVMHあるいはブランドビジネスの創設
第4章 私生活
第5章 インターネットへの挑戦
第6章 資本主義、ヨーロッパと政治
終章 あとがき(原著あとがき)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

92
ルイ・ヴィトンやドン・ペリニヨンなどのグループを作りあげた男の話。しかし、これが書かれたのは2000年。この書はすでに旬ではなくなっているから、2023年版を読みたいな。企業情報として興味深かったこと:ドンペリやモエシャンの会社ができたのは、18世紀前半から半ば,クチュールの会社の設立は戦後が多い, アルノーはやはりというか、エコール・ポリテクニーク(le X)の出身だということ。フランスの伝統あるクチュール(せいぜい半世紀だが)のデザイナーにイギリスの新進気鋭を持ってきたのは彼だった。2023/10/09

mackane

8
今世紀最大のブランドコングロマリットLVMHを築き上げたベルナール・アルノーのインタビュー本。10年前の本ですが、未だに拡大を続けているハイブランド業界のモンスター企業です。最高位かつ安定したブランドを複数ジャンルで抱えるなんて羨ましいかぎり。本書は、彼やLVMHにまつわる噂や誤解に対応するため発表され、フランス人らしく、事業についての具体的な話はさておき、理念や思想、政治観、メセナなど、思考の深さや活動の善さを問うような構成になっている。創造的な美を愛する真面目な理系人が、あのブランド帝国を支えている。2013/10/28

Koki Miyachi

7
ブランド帝国LVMHを築き上げたベルナール・アルノーのインタビュー本。理工系大学を卒業、建設会社の跡取りからスタートした彼が、ここまで上り詰めたことに驚きを禁じ得ない。ブランドの本質を見極め、その価値を理解し、買収によってブランド企業グループをつくり、各ブランドを育てながら競わせ、そこから生まれる巨大なキャッシュフローで次のブランドを買収する。他に類を見ない着眼点で、新たな独創的なビジネスモデルを構築した。2003年とかなり古い本だが彼の凄みは十分伝わって来る。現在のLVMH傘下ブランド数は70を数える。2018/08/10

6
LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンはフランスを本拠地とするコングロマリット。ルイ・ヴィトン、ロエベ、タグ・ホイヤーなど約60のブランドを傘下にしている。ベルナール・アルノーは社長兼CEO.この本は経済ジャーナリストとの対談2014/08/03

るるぴん

2
フランスでラグジュアリービジネスというジャンルを作り、業界を牽引するLVMHのベルナールアルノーがエッジの効いたインタビューに率直に答え、それをまとめたもの。20年前の著書。振り返ると、アルノー氏の予測通りに展開しているビジネスの現場や世相。流石だ!ブランドの発掘・育成だけでなく、金融やネット事業にも20年前に積極投資していたとは。メディア露出などは好まないそうなので、貴重な1冊だ。LVMHはリッチな旅体験と親和性が高いと感じた。アルノー氏の経営哲学も存分に語られている。氏は音楽にも造詣が深いようだ。2023/02/22

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