出版社内容情報
第一部 変革に伴う課題とその解決
第1章 企業変革はなぜ失敗するのか
第2章 成功する変革とその原動力
第二部 八段階の変革プロセス
第3章 危機意識を生み出せ
第4章 変革を進めるための連帯
第5章 ビジョンと戦略を作る
第6章 ビジョンを周知徹底する
第7章 従業員の自発を促す
第8章 短期的な成果の重要性
第9章 成果を活かしてさらに変革を進める
第10章 新しい方法と企業文化
第三部 変革の持つ意味
第11章 これからの企業群
第12章 リーダーシップと継続的学習
アマゾンUSAビジネス書部門でベストセラーを続けるリーダーシップ論の決定的名著
目次
第1部 変革に伴う課題とその解決(企業変革はなぜ失敗するのか;成功する変革とその源動力)
第2部 八段階の変革プロセス(危機意識を生みだせ;変革を進めるための連帯;ビジョンと戦略を作る ほか)
第3部 変革の持つ意味(これからの企業像;リーダーシップと継続的学習)
著者等紹介
梅津祐良[ウメズヒロヨシ]
早稲田大学アジア太平洋研究センター教授。東京大学社会学科卒業。ミネソタ州立大学産業心理学修士課程、ノースウエスタン大学経営学修士課程修了。日本放送協会、モービル石油、日本メドトロニックを経て現職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たんかれ~
22
良書です。組織変革には相当強い意志と不退転の覚悟が必要と分かりました。8段階のプロセス⇒①危機意志を高める②変革推進のための連帯チームを築く③ビジョンと戦略を生み出す④変革のためのビジョンを周知徹底する⑤従業員の自発を促す⑥短期的成果を実現する⑦成果を生かして、さらなる変革を推進する⑧新しい方法を企業文化に定着させる。2016/11/16
Atsushi Kobayashi
16
内容はピカイチです。が、本としては、ちょっと冗長です。もっとコンパクトでも良かったかな。。でも、必読本です。2018/06/04
takam
9
蛇的人材とエゴを強く持った人材が変革を阻害するというのは経験上よくあることだなと思う。企業は個人個人の経験の積み重ねから成り立っており、そこには強いエートスや企業カルチャーが存在する。それを克服するためには短期間で成果を見せつけなくてはいけないし、変わっているという実感を従業員レベルが実感しなくてはいけない。変革には多大なエネルギーが必要なうえ、成功は約束されていない。相当なストレスと消耗を要する。三枝匡氏の著作は本書を参考にしているので、こちらより先にそちらを読んでも良いかも。2019/12/22
牧神の午後
8
実は続編の「企業変革ノート」は読んでいたり。20世紀に書かれた本なんで内容的に古びているところも勿論あるけど、企業を「変える」ために必要なリーダーシップという本質は全く古びていない、どころか現在もこの書籍を超える論は出ていないのではないか、とすら思う。それだけ企業変革というのは難事であって、うまくいかさせないようにする落とし穴が多い、ってことなんだろうけど。まず早期の成功を作ることや、その成功に安住せずさらに改革を進め、時間をかけることでようやく文化が変わる、なんてのは、炯眼。2015/07/10
T
7
組織内で何かを変えようとする時、まず始めにやるべきは「全員の危機意識を高めること」。うわー確かにそう。ごく一部の人が改革に燃えてても、すごい作戦考え出しても、ダメなんだ。まさにこの本に書いてある失敗をするところだった。良きタイミングで読んで助かった。先人がハマった難所の存在を知り、避けることができる。ありがたい。終わりの方では、リーダーシップや個人の成長についての話も少しあり。仕入れた知識を試すのを怖れない人が、何歳になっても進化し続けられる、ということで勇気を貰った。2015/10/10