内容説明
インターネット時代をリードするシリコンバレーの超優良ハイテク企業、しかし実態は謎のベールに包まれているシスコシステムズ社。ＣＥＯのチェンバースとはいったいどのような人物なのか？同社の企業戦略とライバル社の関係は？そしてブロードバンド時代に向けて開発競争が激化している高速光通信技術の行方は？公認本出版の誘惑を蹴った著者が、あえて同社の影の部分にもメスを入れた、シスコ社「非公認」企業ノンフィクション。
目次
第１部 シスコ神話（ジョン・チェンバースの「禅」；ビットでできた帝国；上昇気流に乗る）
第２部 光の速さでの競争（速さというのはどれくらいの速さのことか；森で迷ったルーセント；ハンドルを握るノーテル）
第３部 断層（空っぽの企業；継承者のいない帝王；ジュニパー、レッドバックそして砦に群がる侵略者）
第４部 未知の領域へ（すばらしい転落；独走；コヨーテバレーの荒れ野原）
著者等紹介
ヤング，ジェフリー・Ｓ．［ヤング，ジェフリーＳ．］［Ｙｏｕｎｇ，Ｊｅｆｆｒｅｙ Ｓ．］
米『マックワールド』誌の創刊編集者で、『フォーブス』誌の寄稿編集者を長年務める。主にシリコンバレーのハイテク企業を精力的に取材し、雑誌『ワイアード』『エスカイヤ』などにも記事を数多く寄稿している
宮本喜一［ミヤモトヨシカズ］
奈良市生まれ。一橋大学社会学部、同経済学部卒業。ソニー、マイクロソフト勤務を経て翻訳を中心とした著作活動へ
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感想・レビュー
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まめタンク
3
2019年21７冊目。2000年代初めの本ですが、すごく面白かったです。自社に無い技術は買収で手に入れる。日本で言うと「日本電産」でしょうか？今のGAFAもそうですね。猛烈なスピードで進化するインターネット（90年代当時）世界で光ファイバーやプロトコルが開発されシリコンバレーの各社が凌ぎを削る話はもはや劇的なドラマです。タイトルはシスコの真実ですが、インターネットの歴史という視点で見ても物凄く面白いです。現在なら同じコンセプトで、AWSとアジュールの物語が作れそう。２０年前なのに、普通にワクワクしました。2019/08/20
yamato0806
0
少し昔の本ではあるが、シスコの歴史やシスコカルチャーがどの様に形成された来たのかというのが理解できた。2010/03/06
y42sora
0
シスコの真実って結局なんだろう。。。シスコとその周辺の産業の歴史と動向という観点から見ると大変役に立った。2010/01/24
