内容説明
本書は、JRCATの研究者(現職およびそのOBの大学、国研研究者)が中心となり、スピンエレクトロニクスの基礎となる基本概念から説き起こして、その最新の成果までを、わかりやすく解説したものである。
目次
1 はじめに―アトムテクノロジーの挑戦
2 スピンを使う―スピントロニクスの進展
3 スピンを計る―スピン顕微鏡
4 電子がつくる秩序―電子状態の予言
5 すり抜ける電子―トンネル磁気抵抗
6 電子集団の七変化―コロサル磁気抵抗
7 電子スピンの舞台を作る―人工格子の設計
8 電子相を操る―強相関エレクトロニクスへ
著者等紹介
田中一宜[タナカカズノブ]
独立行政法人産業技術総合研究所理事。技術研究組合オングストロームテクノロジ研究機構常務理事。アトムテクノロジー研究体プロジェクトリーダー
十倉好紀[トクラヨシノリ]
東京大学大学院工学系研究科教授。独立行政法人産業技術総合研究所強相関電子技術研究センター研究センター長。アトムテクノロジー研究体十倉グループグループリーダー
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