内容説明
ヒューザー・小嶋、総研・内河らの一連の「上っ面の悪者」たちの逮捕劇で幕を引きそうな耐震強度偽装問題。実は本物のワルは、警察権力、大マスコミの力も及ばないところで安穏としている。「突破者」宮崎学が、日本の腐食しきった警察・検察組織と自民公明連立政権との癒着で、甘い汁をすすっている「許されざるワル」をあぶり出して一喝する。また、元土建業の見地から建築業界にはびこる「業界の常識」=表には決して出ない「甘えの構図」についても赤裸々に語りつくす。
目次
第1章 警視庁合同捜査本部が元ヒューザー社員の事情聴取を始めて―宮崎学×ヒューザー・小嶋進対談
第2章 これが耐震強度偽装問題の真相だ!―ヒューザー・小嶋だけがワルなのか
第3章 ワルの本丸をあぶりだせ!―「グレーゾーン」にうごめく関係者たちの苦悩
第4章 逃げるな!“行政”―建築確認民営化で生まれた甘い蜜
第5章 そして今、問われるべきモラル―資本主義上のシステム欠陥によるウマみ
第6章 国交省とイーホームズは共同歩調?―宮崎学×民主党・長妻昭議員対談
著者等紹介
宮崎学[ミヤザキマナブ]
作家。1945年京都府生まれ。早稲田大学法学部中退。週刊誌記者として活躍後、京都に戻り家業を継ぐが倒産。その後自身の半生を綴った『突破者』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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