目次
第1章 ライティングの基本(“3つのC”の概念;Correct ほか)
第2章 ライティングの英文法1(名詞の取り扱い―数;名詞の取り扱い―冠詞 ほか)
第3章 ライティングの英文法2(助動詞;前置詞 ほか)
第4章 ライティングの応用(技術論文;プロポーザル(提案書) ほか)
著者等紹介
中山裕木子[ナカヤマユキコ]
日本工業英語協会専任講師。2001年、工業英検1級取得。成績優秀により文部科学大臣奨励賞を受賞。京都大学大学院工学研究科などの理工系学生を対象として、技術系英文ライティングの指導にあたる。特許翻訳をはじめとする技術翻訳のかたわら、日本工業英語協会主催の工業技術英語研修会、特許英語事例発表大会で講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小紫
9
一言で技術文書といっても様々な種類の文書がある、ということから翻訳を行う際の理念、および和文作成者との協力が必要であることならびに英文作成者にはその権限がおよばない部分もある、という事実まで悉く納得できる一冊でした。時々読み返して記憶を新たにしたいと思います。日本の技術を現実の世界で活かしていくため/かつ特許等で確実に保護し、侵害されないためにも、正確な文書の作成方法を学べます。英文法に関するセクションでも、日本語の構造に影響を受けた英文から脱皮していくリライトの過程が示されていますので、勉強になります。2016/05/05
ちゅん
5
技術系英語の基本を網羅している教本。懸垂分詞という言葉は初耳でした。2019/04/27
sachi
5
昨年11月に読了していたが、書評していなかったので記す。 同じ著者の本「会話もメールも3語で伝わります」をより詳しく説明した印象。ただ技術英語を書くことを念頭に書かれている。特に日本人が苦手とするあるいは曖昧にしている「数の概念」と「冠詞・不定冠詞」については詳しく書かれている。ただ、読むだけでは理解は進まない。やはり英作文も場馴れが必要。3つの「C」を肝に銘じて、ライティングを続けようと思う。2017/11/01
minimu
5
技術英文を少しかじったひとならば必ずぶつかるであろう疑問を、ひとつひとつ解説してくれるかんじ。もっと早く読めば良かった!お値段以上の価値です(^^)v2013/10/17
Iron Patriot
4
同著者の 英語は3語で伝わります を読んで、分かりやすかったので、その技術版と言える本書を購入。動詞を用いてダイナミックに伝えるという方針は同じで、技術用語でも適用可能な事を示している。2017/03/11