内容説明
ソフトウエアを取り巻く環境は、プラットフォームが汎用大型計算機からパソコンが混在する分散環境へ、ソフトウエア開発方法論もオブジェクト指向分析設計へと変わった。この変化が、従来のプロジェクト管理の管理指標「コード行数」の問題をあらわにし、新しいソフトウエアメトリックス、見積り手法への期待を呼び起こした。そして、四半世紀前に生まれたファンクションポイント法が、今、使える手法としてクローズアップされている。本書は、ファンクションポイントという物差しが、見積り、資源配分、スケジューリング・進捗などの管理指標として有効なことを、実践を通して明らかにしている。
目次
第1部 ファンクションポイント法入門(ファンクションポイント法の概要;計測方法)
第2部 ファンクションポイント法の実践(ファンクションポイント法は当たるか;ファンクションポイント法で見積る;モデリングの準備 ほか)
第3部 冷めた目で(その他の計測法;ファンクションポイント法再考;されどファンクションポイント)