出版社内容情報
人間の記録 第114巻 添田唖蝉坊 「唖蝉坊流生記」
四六版 本体1,800円
ISBN4-8205-5774-2
添田唖蝉坊(1872~1944)神奈川県出身
辻演歌師にして社会主義者。『生活戦線異常あり』などユーモアと
皮肉のある歌で社会改良を唱える。「あきらめ節」などで人気を
獲得した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
弥太郎岩崎。
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唖蝉坊の自伝。平易で読みやすいけ文だけど昔の感覚に追いつきながら読む為、鬼長文で自分語り具合にウンザリする!永遠のノマド若者!!明治大正期の演歌歌本稼業のことや彼の豊かな人間関係、社会の空気感をそのまま感じる。「唖蝉坊」という芸名を名乗るのは34歳になってからだったり、既にこの頃から参与観察する社会学者が居た事に地味に驚く。演歌に関しては土取利行氏の再現をYoutubeで順番に聞くのを進める。知道の記述も読む。これだけで一年シラバスが作れるンじゃないのか?って位に引き出しが有るんじゃないか?面白い人物2013/12/28
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