感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なま
8
★4.5 問いをつくる方法と手順、ヒント集。1章問いを見つける、育てる、つくる。2章問いをつくるスパイラルの4つのポイント。3章探求学習のプロセス6つの要点。主に司書教諭や学校司書が学校図書館活用の指導手引きを目指して作成された一冊で高校生自身も使える。ワークは手本付きでわかりやすい。テーマ決めでほぼ決まる探求学習。「何からすればいいか?わからない」初級者から「抽象的なテーマや、つまらない問いになる」等、陥りやすい悩みにも対応。オズボーンの9つのチェックリストや医療現場で使われるPICOも紹介。(再読)2023/02/11
兎に角うさぎ
4
さすが「図書館利用教育ハンドブック学校図書館(高等学校)版作業部会 日本図書館協会図書館利用教育委員会」が作っただけあり、隙のないテンプレート!使いたい人にはすぐ使える!使い方が分からない人にはちんぶんかんぷんという実践的テキスト。探求型学習のいの一番からワークシートがあるので、探求型授業を求められた先生方におすすめしたいし、関わる司書も知っておかないとアドバイスができないかと。これの小中学生版も出るんだろうか…出してほしい。2011/11/04
ようこ
3
調べ学習の進め方について記入例付きのワークシートと解説が丁寧にかかれている。この手の本を見ていると気軽に簡単に学習が進められる気持ちになるが実際にやってみると案外難しくてできないものだ。でも試行錯誤しながら身につける価値もあるものだと思う。じっさいにまず大人がやってみてから使いたい2012/04/22
ぶんもう
2
問いを立てて学ぶことについて、中高生向けに平易に書かれた本である。個人的には『アイデア・バイブル』『アイデア大全』『問題解決大全』といった書籍の技法を、本書のスパイラルに組み込んで使うと効果的ではないかと思われる。12のワークシートを埋めていくことで、問いを立て、探索し、整理し、分割するといった具合に探求学習を行うことができる。恥ずかしながら、問いを複数立てて、それぞれの問いの質を評価し、良い問いを決めるやり方をこの本で初めて学んだ。手遅れになる前に読んでおいてよかったと、ホッとしている。2019/06/30
bassai718
1
「問い」が常に与えられるものと思ったまま高校を卒業してしまうと、大学に通う意味もはき違えたものになってしまう。このような調べ学習を通じて、自ら問を作り解決していくプロセスを経験することは絶対に必要。図書館協会作だけに非常に丁寧で安心できる本。2019/03/02