追放された魂の物語―映画監督ジョセフ・ロージー

追放された魂の物語―映画監督ジョセフ・ロージー

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  • サイズ B6判/ページ数 525p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784820396147
  • NDC分類 778.253
  • Cコード C0074

内容説明

暗黒時代のハリウッド、映画監督に過酷な運命が待っていた。故郷を失った魂が生々しく語る数奇の生涯。アメリカ映画史の隠された1ページがいま明かされる。『エヴァの匂い』『銃殺』『唇からナイフ』『夕なぎ』『パリの灯は遠く』など骨太な名作を撮り続けたジョセフ・ロージー。その波瀾の生涯をみずから語る映画ファン待望の一書。ブレヒト、ハロルド・ピンター、メイエルホリトら現代演劇の鬼才たち、ビリー・ホリデイ、マイルズ・デイヴィス、デューク・エリントンらジャズ界のスターたち、そしてフレッド・ジンネマン、ロバート・オルドリッチ、ジャンヌ・モロー、エリザベス・テイラーら映画界の友人たち。豊かな人物交流が、赤狩りの波に追われたロージーの辛苦の人生を支える。

目次

1 ラ・クロスの川のほとりにて―1909‐1930
2 ニューヨークの熱い日々―1930‐1936
3 ニューヨークからハリウッドへ―1935‐1947
4 ハリウッドで出会った人々―1947‐1951
5 レッド&ブラック(リスト)―1951‐1956
6 イギリス人よりもイギリス的に―1956‐1961
7 『エヴァの匂い』から『唇からナイフ』まで―1960年代
8 『できごと』から『恋』まで―1960年代
9 『暗殺者のメロディ』から『鱒』まで―1970年代

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sizuo p

1
読んでいる最中に『エヴァの匂い』を久しぶりに見直すことができた。素晴らしい偶然に感謝。ただ映画を監督のインタビューで聴くというカイエ系のやり方。もう古いきがする。(偉そうなこと言ってごめんなさい) 2012/06/15

岸野令子

1
生涯で作った映画が37本、企画のみが64本。とても苛酷な映画監督という仕事。そのプレッシャーたるや。それなのに簡単に批評してしまう観客でごめんなさい。自分は心配症だという。《幼年時代の不安、学校に通う不安、ハリウッドでブラックリストに載ったことによる肥大化した不安、二つの戦争による不安、その他ある点では女性関係からくる不安などさまざまだ。こうした不安が、私をいつも破滅的な事態を予測する性格にした。》その気持ちよくわかるなあ。赤狩りに抗した気骨の人ロージー監督の日本未公開作品がぜひ見たい。2012/06/14

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