バランス・スコアカード入門―導入から運用まで

吉川 武男【著】

生産性出版（2001/02発売）

• サイズ A5判／ページ数 164p／高さ 21cm
• 商品コード 9784820117018
• NDC分類 336
• Cコード C2034

内容説明

基本枠組みの理解から導入・運用に至る「バランス・スコアカード」実践プログラムの要点。企業価値を創造する戦略的マネジメント・システム。

目次

１　バランス・スコアカードの基礎
２　バランス・スコアカードの構築
３　ビジョンと戦略の設定
４　重要成功要因分析による視点の洗い出し
５　戦略目標の設定と重要成功要因の洗い出し
６　業績評価指標の設定
７　財務的視点の業績評価指標
８　顧客の視点の業績評価指標
９　業務プロセスの視点の業績評価指標
１０　人材と変革の視点の業績評価指標
１１　ターゲットの設定と戦略プログラムの作成
１２　バランス・スコアカードの運用
１３　ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド銀行に学ぶバランス・スコアカード

著者等紹介

吉川武男［ヨシカワタケオ］
１９８６年横浜国立大学経営学部教授（現在に至る）。１９９０年エジンバラ大学客員教授（現在に至る）。公認会計士二次試験委員、横浜国立大学経営学部長等を歴任。主な著書に『Ｃｏｎｔｅｍｐｏｒａｒｙ　Ｃｏｓｔ　Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ』（１９９３、共著、Ｃｈａｐｍａｎ＆Ｈａｌｌ）、『Ａｃｔｉｖｉｔｙ　Ｃｏｓｔｉｎｇ　ｆｏｒ　ｅｎｇｉｎｅｅｒｓ』（１９９４、共著、Ｒｅｓｅａｒｃｈ　Ｓｔｕｄｉｅｓ　Ｐｒｅｓｓ）、『企業経営とコスト』（１９９３、共著、生産性出版）、『リストラ／リエンジニアリングのためのＡＢＣマネジメント』（１９９４、共著、中央経済社）、『増益に直結する固定費の管理』（１９９６、単著、中央経済社）その他多数。主な訳本に『経営戦略支援システム』（１９８９、日経ＢＰ社）、『バランス・スコアカード―新しい経営指標による企業変革』（１９９７、生産性出版）、『戦略的バランス・スコアカード―競争力・成長力をつけるマネジメント・システム』（２０００、生産性出版）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[KAZOO]

バランスト・スコアカードの紹介の本です。一通りの知識は得られると思います。ただこれを本当に自己のものにして企業内部で活用していくためには本格的な詳しい本が必要だと思います。そういう意味ではこの本の役割ははっきりしていると思います。図を多用してわかりやっすくしているという気がしました。

2015/02/04

[ハッピーハートの樹]

社内ビジネススクールのテキストとして読みました。適切なビジョンと戦略、そしてPDCAがしっかり回れば、当然効果は出るんだろう。そのビジョンの設定が簡単じゃないけどね。でも1番難しいと思うのは、関わるメンバーの動機付け。一丸となって取り組むこと、それさえできれば何でもできるような気もします。思うこと、目指す姿は様々だもん。会社組織なんかだと、ある程度トップダウンも必要ですよね。ボトムアップで全員を動かすのは困難です。ボトムアップと言いつつ、トップが足枷かけまくりなのは論外。あぁ、愚痴になってしまった．．．。

2016/09/15

[森田裕之]

昔読んだが、改めて学びたくて再読。ビジョン・戦略と4つの視点（財務、顧客、業務プロセス、人材と変革）を連動させ、それらのバランスを取りながら重要成功要因と指標を明らかにし、アクションを起こしていく、という考え方は、長期的視点も含めた大局的な戦略を組織に浸透させる上で魅力的なシステムだが、実務に当てはめるには熟考と覚悟が必要だろう。4つ以外の視点を加えることも含めて柔軟に取り入れていきたい。

2016/06/06

[福助]

△

2009/09/04