産経新聞社の本
「冒険ダン吉」になった男 森小弁

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  • サイズ B6判/ページ数 409p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784819111386
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

内容説明

漫画の「ダン吉」にはモデルがいた!南洋で大酋長になった森小弁。明治人の海外雄飛を描いた波瀾万丈の物語。

目次

第1章 自由民権運動
第2章 夢は南洋雄飛
第3章 出航
第4章 トラック上陸
第5章 左拳
第6章 委任統治領
第7章 覇道の最前線
第8章 トラック大空襲

著者等紹介

将口泰浩[ショウグチヤスヒロ]
産経新聞社会部編集委員。昭和38(1963)年、福岡県生まれ。平成元年産経新聞入社。新潟支局、整理部、社会部などを経て、同17年7月から18年2月までタイのチュラロンコン大学の客員研究員。その後、経済本部次長を経て、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Willie the Wildcat

44
南洋雄飛を胸に、文字通り”あだたん”!但し、義とスジが哲学。故の「王道」。司幸者という信条が言動となり、信頼に繋がる生き様に敬服。自然無私。孫平との別れ、そして佐藤との再会はもれなく心に響く。印象的なのが、トラック酋長と統治国の日本人としての2つの立場に悩む件。狭間、矛盾の中で苦しむのも人生なんだよなぁ、と私なりの経験をだぶらせる。「自由に死んでいきたい!」、もれなく夜光虫。心は受け継がれていると信じたい。2017/06/14

0717

13
「冒険ダン吉」は聞いたことあったけど、森小弁は知りませんでした。明治期、自由民権運動に参加するが投獄を経験。南洋との貿易、移民を主張する「南進論」に共鳴し南洋一野蛮と言われるトラック島に移住。序々に現地の信頼を勝ち得て酋長の娘と結婚。スペイン、ドイツの植民地を経て日本委任統治時代へ。日本人の赴任者、移住者も増え、大酋長として橋渡し役、繁栄の一時代を築く。しかし大東亜戦争勃発、海軍の一大拠点だったトラックは大空襲に見舞われる・・・。現在のミクロネシア連邦大統領マニー・モリさんは小弁の曾孫にあたるとか。2015/03/11

Atsushi Nagata

2
青年海外協力隊としてトラック(現ミクロネシア連邦チューク州)に配属されてから1年と8か月目にしてようやく先人とも言える森小弁についてのこの本を読み終わった(だって前半が退屈なんだもん)。・・・ただただ圧倒された。森小弁に比べたら青年海外協力隊なんて森小弁の下位互換・劣化コピーでしかない。自分はとてもここに骨を埋める気にはなれないので彼を尊敬する。(もちろん明治と今では様相が全く異なるが。) ところで小弁さん、あなたのお孫さんのまたお孫さんは僕の隣の机でしょっちゅう下ネタを言って笑わせてきます。2015/12/02

takao

0
 小説、南洋諸島で酋長の娘と結婚した男 2017/10/28

丹波橋

0
トラック諸島を治める酋長訪日団を、当時の新聞は「珍客」と書き面白おかしく取り上げた、とある。 今現在でも、メディア(特にテレビ)は外国人を「おもしろ外国人」として扱うことがままみられるが、 もうそういうのはやめるべきだろう。 それと、中米出身の野球選手は「カリブの怪人」なんて書かれることがあるが、 差別・侮辱などと問題になりそうな韓国の選手は「半島の怪人」とは書かれないので、記者は問題のある表現だとわかってて書いてるんだと思う。2012/06/25

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